ハンディーマンのデイヴさんはザック（１６歳の息子）を助手として連れてきた。 二人の力で押しても引っぱっても持ち上げても、トタンはびくともしない。蔦と一体になっている。

トタンを取り外すにはまず蔦を切らなければならない。葉っぱや枝を少しずつ払っていって、最後に太い幹を根本から切って、やっと、やっと、トタン板を歩道に倒した。

しかし、ここからも大変。喰い込んで離れないツタの幹を剥がすのが容易じゃ無い。ノコやノミを使って少しずつコツコツ削っていって・・・やっと外れた！

トタン板を立てて、後ろに金属のつっかえ棒を取り付けて、塀はなんとかまっすぐになった。片付けが終わるまで２時間ぐらい。３５０ドルは高いけど自分では出来ないのだから仕方がない。

私の家は、キャサリン通りとアンソン通りの角にある。古くてガタガタの小さいボロ家だけど、「緑面積」という名前の通り緑だけは豊富だ。

しかし困ったことに、伸び放題の木々が次から次に問題を起こしている。今度は、裏庭のアンソン通り側の塀の一部が壊れた。成長した蔦の幹と枝の重みが原因のようだ。通行人がまさか怪我などしないと思うけど、とりあえずリボンを付けておいた。

蔦を切って塀を立て直してもらうしかない。ごっそり切るんじゃなくてほどほどに切って欲しいけど、ハンディーマンにそこのところを解ってもらうのは難しい。