この物語がとくに好きなわけでは無いし、200年前に書かれた話を今の時代にどう読み取るべきかなどもそれほど興味は無い。興味があるのは、舞台でどのように表現されるのか、舞台装置はどんなものか、たとえば生命が生まれるところはどうするのか、どんな演技を見せてくれるのか、など。
子宮をイメージした円い幕や、雨や、草や、高くて暗い空間など、いろいろな舞台の工夫に感心し、ベネディクト・カンバーバッチの演技に圧倒され、あっという間の2時間半だった。
今日の上映は「バージョン(1)」で、カンバーバッチがモンスターの役だった。明日は「バージョン(2)」の上映で、配役が入れ替わってカンバーバッチはフランケンシュタインを演じる。時間とお金の余裕があれば明日も見に行きたいところだけれど、諦める。(私は何事にもそこまで熱心になれない。)