1260年に日蓮聖人が開山した日蓮宗最古の寺院。どこを歩いても、どこを見ても、清らかで美しい。神聖な場所に「一目惚れ」なんて言ったら失礼かもしれないけれど、もういちど行きたい。
1260年に日蓮聖人が開山した日蓮宗最古の寺院。どこを歩いても、どこを見ても、清らかで美しい。神聖な場所に「一目惚れ」なんて言ったら失礼かもしれないけれど、もういちど行きたい。
源頼朝が幕府を開く時に鎮守として夷門を建てた。日蓮が佐渡島への島流しの刑を解かれた時、そこに暫く滞在した。1436年に日出というお坊さんが、(もともと天台宗系だったものを)日蓮宗に改め、本覚寺を創建した。1974年に、中本山から本山(由緒寺院)に昇格した・・・と、書いてある。
お寺にも格があるようだ。宗派によって、総本山、大本山、本山、中本山、末寺など。これは江戸幕府が仏教団体を統制するために設けた「本末制度」によるものらしい。なるほど、ふむふむ。
よく解らないのは、浄土真宗本覚寺(市川市)、天台宗本覚寺(横浜市)、浄土宗本覚寺(千葉 富津市)などなど、他の宗派にも「本覚寺」があること。
午前9時の境内は静かで清々しい。
鎌倉時代初期に出来た、もともとは真言宗の「大行寺」が、頼朝の命で「大巧寺」に変わり、1274年に日蓮宗に改宗し、1532年に安産祈願の寺となり、江戸時代の火事で焼け、関東大震災で倒壊し、現在の建物は1931年に再建されたもの・・・・だそうだ。「おんめさま(お産女さま)」とも呼ばれている。お寺の歴史などに興味を持ったことは無いのだけれど、ウィキペディアを読んでみた。
名前が変わったり、再建されたりするのは理解出来るけど、「真言宗」のお寺が「日蓮宗」になったりもするんだ・・・。
「秋の星座」を見に、長生村のプラネタリュームに行く。私の知識は限りなくゼロに近い。
まず天井に映し出されたのは、ギリシャ神話のアニメーション。古代エチオピアの王ケフェウスの妻「カシオペア」は、海の神ポセイドンの怒りを鎮めるために、美しい我が娘「アンドロメダ」を差し出す・・・海の岩に繋がれた可哀想なアンドロメダを「大鯨」が襲いに来ると、勇者「ペルセウス」が「ペガサス」に跨って姫を助けに来る・・ふむ、ふむ、なるほど。
今度は天井いっぱいに星空が映され、無数の星の中から選ばれた星と星が次々と線で結ばれ、星座の位置と形が示されていく。「ペガサス座」の四角形、すぐ横にある「アンドロメダ座」「南の魚座」「水瓶座」・・・そうか、なるほど・・・でも実際に見る夜空の星たちはこんなふうに線で結ばれているわけではなくて、なかなか星座の形にならないのだ。
昔は天文少年だったというYさんによると、このプラネタリュウムの投影は「幻燈会」のようなレベルのもので、東京にはもっともっと優れたプラネタリュウムがあるのだそうだ。それでも、ちょっぴり勉強が出来たのは嬉しい。
クロスワードパズルに出ていた「縄文のヴィーナス」と「仮面の女神」の本物を見る。友人を訪ねて茅野市に行ったら、そこに待っていたように「尖石縄文考古館」というのがあって、点と点が運命的に結ばれた。
「ヴィーナス」は約5,000年前のもの、「女神」は約4,000年前のものだそうだ。5,000年ってどれぐらいの長さなのか、1,000年の違いは大きいのか小さいのか、分からなくなる。5,000年前にも青い空に鱗雲が浮かんでいて雨も降り風も吹き月や星が巡って人々は笑ったり泣いたり愛しあったり喧嘩したりしていたんだろう・・・私の、今日という一日の短さ!!
いろいろな飾りのついた土器が美しい。5,000年前の模様がモダンだと思う。
白樺湖からヴィーナスラインを上がっていくと、車山の「肩」のところに着く。ここからの360度の展望が素晴らしい。北アルプス、中央アルプス、南アルプスが見える。3000メートル級の山々はもううっすらと雪をかぶっている。
尚ちゃん(中学時代の同級生)は、穂高も槍も乗鞍もことごとく制覇しているという山好きだ。この辺りは6、7、8月は一面の緑で花が咲いていて綺麗だろうなー。
塩尻から松本市の市営住宅に引っ越したばかりの友人を訪ねた。景色が素晴らしい。車を止める場所が確保されている。3階建てのエレベーター付き。明るくてゆったりした3LDK。洗面所とトイレは別々。これで家賃が3万円とは安い。
10年間住んでいた多摩ニュータウンの都営住宅を思い出す。同じ3LDKと言っても狭かった。4階まで階段で上り降りしていた。(今の都営住宅は、あの頃とは違うかもしれない。時代が違うのかも。)