ユーカリの実

On 2019/07/27, in その他, by evermidori
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「綺麗な形だよね」と言って、テリーさんが2種類の木の実を下さった。どちらも木の名前は知らないそうだ。なにしろユーカリの種類は600以上もあるのだから。大切に持ち帰って、オプショップで買った木の器に入れた。

次のテニスの時にまた持って来て下さった。しかし今度は何と、その2種類の実が同じ枝に付いている。テリーさんは「同じ枝に付いているのは雄花と雌花のようなものだろうか。それともだんだんと形が変わるのだろうか。」と。こうなると真相を突き止めずにはいられない。名前も知りたい。

次の日、ベレア国立公園の中にある「ステイト・フローラ」という州立の苗屋さんに木の実を持って行く。オーストラリア原産の植物の苗だけを売っていて、専門的な知識を持っている人たちが働いている。

名前は「ユーカリプタス・コンフェルミナータ (Eucalyptus Conferruminata)で、普通にはマーロック(Marlock) だそうだ。星型の突起のひとつひとつは花のキャプセルで、キャプセルが落ちて中から花が出て来る。花が散るとゲンコツのようになって中に種が入っているそうだ。

キャプセルが落ちない(花が咲かない)うちに枝が折れて、キャプセルはそのまま乾いて硬くなったのだろう。星型のキャプセルとゲンコツのような実とは1年のズレがあるわけだ。

 

スケヤード と ママ

On 2019/07/03, in その他, by evermidori
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アンの家で編み物を教わっていると、すぐ近くでマグパイが、笛のような声で高くしきりに鳴いている。「ちょっと待っててね。お腹を空かせて餌をねだっているのよ。」

マグパイは、雛を育てる頃など近づくだけで攻撃してくるけっこうどう猛な野鳥だ。それを鳥カゴにでも入れて飼っているというのかしら??

アンは冷蔵庫からチーズを取り出してベランダに出る。テーブルの上で待っていた2羽は、アンの姿を見ると嬉しそうに芝生に飛び降りる。見ていると「スケヤード」と「ママ」と呼ばれるマグパイは、アンの手からチーズを貰って食べた。マグパイは自分の住む領域を決めていて遠くへは行かないから、この2羽はアンの庭に住んで(飼われて)いるんだ。。。