息子夫婦に剪定してもらってから僅か3週間。クインスがもう元気な芽を出している!スモモの花も一輪、二輪と開き始めた。あっというまに満開になるだろう。
息子夫婦に剪定してもらってから僅か3週間。クインスがもう元気な芽を出している!スモモの花も一輪、二輪と開き始めた。あっというまに満開になるだろう。
気がつくと君子蘭が咲いている。朱色が明るい。虫に食われたのか傷んだ葉っぱが痛々しい。鉢植えの花が終わった時に地面に下ろして以来、文字通り放ったらかしで、見捨てたも同然。花言葉は「情け深い」なのに、私は「薄情」だ。
北海道の義母が好きだった花だ。部屋続きの小さな温室のようなところに(たぶん冬の間だけ)君子蘭の鉢植えがいくつも並べてあった。その頃の私は派手な花にも鉢植えにもまったく興味がなかった。
女学校の時は槍投げの選手だったというほど体力のある人で、家の裏の広い畑を借りて野菜を作って、近所に住んでいるホタテ貝の養殖をやっている人と物々交換をしたりしていた。採りたての野菜もホタテも美味しかった!
その義母が黙々と働きながら「植物は人を裏切らないからね・・」と独り言のように言っていたのを思い出す。彼女もまた夫に裏切られて辛い思いをしているのかしら・・・と勝手に想像していたけれど、あの言葉は、「手をかけて世話をしてやればちゃんと育って花を咲かせてくれる」という意味だったのだろうと、今ごろになって思う。お料理も洋裁も編み物も上手な人だった。
南アフリカのタナール地方が原産地で、ヒガンバナ科だそうだ。よし、今日は草取りをするか!
今度は肘掛け椅子のクッションカバー。手持ちの布地の中から、古いボロ椅子に似合うようなレトロな柄を選んだつもり。
ビートルートは大好きな野菜のひとつ。根っこをアルミホイルで包んでオーブンで焼いて皮を剥いておく。
13 x36 の型にタルト生地を敷き詰めて、手元にあるものの中から何を載せるか考える時が楽しい。
まずビートルート、ブルーチーズ、その上に胡桃、厚揚げ豆腐、ケイパー。そして全体にスモークした塩を振りかける。180℃で20分ぐらい。
適当に作ったのに予想以上に美味しく出来て大満足。ワインと一緒に。
この間、山の植物園で見た花の名前を確かめる。ミツマタ、マンサク、アカバナマンサク、サンシュユ、トサミズ(三椏、万作、赤花万作、山茱萸、土佐水木)
今まではうろ覚えで混同していたけれど、もう大丈夫。
雨の日に思うこと。「雨はいいなあ 好きだなあ 気持ちが隅々まで潤ってくる 洗濯は出来ない 庭仕事もちょっと無理 部屋の掃除も晴れた日のほうがいい そうだ 晴耕雨読 雨の日は暖炉を焚いて いちにちじゅう本を読もう」
晴れた日に思うこと。「なんという明るさ 空の青さ じっとしていても気持ちが浮き立つ まずは庭のテーブルで朝のコーヒーを飲もう スノードロップ マーガレット ニオイアラセイトウ こんな晴れた日に家の中で家事をするなんてもったいない むしろ罪悪だ 掃除なんて雨の日にだって出来るのだから そうだ 久しぶりに山の植物園に行ってみよう」
(というわけで、片付けや掃除やアイロンなどがなかなか出来ない。)
高さ700メートルぐらいの「マウントロフティー植物園」は、やっぱり思った通りの早春だ。登ったり下ったり1時間半ほど歩いて、毛糸の帽子もジャケットも脱いでしまう。