テニスに明け暮れていて、山の散歩は本当に久しぶりのことだった。お弁当を持って行って、ベレア国立公園を3時間ぐらい歩いた。
誰が植えたのでも無い自然の花が、文字どおり咲き乱れていた。昨年も一昨年も見た懐かしい花たちだけど、同じ花、と言えるかどうか。それにしても、それぞれの形や色はいったいどうやって出来たのだろう。不思議でたまらない。
テニスに明け暮れていて、山の散歩は本当に久しぶりのことだった。お弁当を持って行って、ベレア国立公園を3時間ぐらい歩いた。
誰が植えたのでも無い自然の花が、文字どおり咲き乱れていた。昨年も一昨年も見た懐かしい花たちだけど、同じ花、と言えるかどうか。それにしても、それぞれの形や色はいったいどうやって出来たのだろう。不思議でたまらない。
南オーストラリア州のコロナの新感染者は、連日ゼロで、ごくたまに1人か2人という状態が何ヶ月も続いている。
それでもいろいろな制限があって、大きなコンサートは3月以来初めてのこと。アデレード・シンフォニー・オーケストラのコンサートマスターを12年間務めた吉本夏子さんのお別れ演奏会だった。2000人が入るフェスティバル・ホールに、一人置きに座るようになっていて、観客は700人ぐらいだったと思う。
状況は州によって違う。ヴィクトリア州(メルボルン)では第2波が起こり、毎日、三百人も四百人もの感染者が出た。その後10人ぐらいに落ち着いたけれど、州の封鎖はまだ続いている。身内のお葬式などの余程の事情があっても州の外に出られない。封鎖前にヴィクトリア州に行っていた人は、まだ自分の州に戻れない。
ニューサウスウェイルズ州(シドニー)とクイーンズランド州(ブリスベン)の州境も閉鎖されていたけれど、やっと行き来が出来るようになるらしい。
政府はロックダウンやステイホームを成功させるために、もとからの失業者やコロナ失業者の生活保障に、かなりの(十分ではなくても)お金をつぎ込んでいる。
たまたま出会った画家の、小さな作品の、太陽の赤い点々がアボリジニの絵の描き方に似ていると思って、そう言った。
すると彼女(ヘレン・スタンシー)は、「アボリジニの画家(フリダ・ジャーワダ・ミルス)の同意を得て、同じ太陽を描かせてもらった」と言う。そして、黒い線で描いたのは、差別の向こう側とこちら側を隔てている扉(門)だと。太陽の光は扉を突き抜けて差してくるのだと。他のカラフルな作品を眺めただけでは、彼女がそういう思いを持って生きていることは分からない。
「きっと今までよりもっと悪くなるんじゃないかしら」
というわけで、「扉と太陽」の絵は、今、ボロ家の台所の壁に掛かっている。
杏吾ちゃんがビーガンになったのかと思ったら、そうじゃなくて、「仲の良いお友達がビーガンだから、作ってみた」のだそうだ。
たぶん、カシューナッツや寒天を使っているのだと思う。とても綺麗に出来ているし、飾り付けもセンスがある。食べてみたらなかなか美味しかった。
フォーティファイド・ワインというのは、アルコールを加えて度数を強くしたワイン。1本10ドルの安いのを買って、ドライフルーツを漬ける。
クランベリー、杏、プルーン。2週間ぐらいでトローリと美味しいワイン漬けが出来る。ケーキに使ったり、アイスクリームやヨーグルトと一緒に食べる。
この動画を見ていると、つい立ち上がって一人で踊り出してしまう。最初に出てくる黄色いドレスのソフィーとトマスが特に好きだ。
https://www.youtube.com/watch?v=cTfxennz3xU
絵を描いているいるうちにその気になって、版画が出来た。