夏が来た

On 2012/11/28, in その他, by evermidori
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今年もジャカランダの花が散り始めて夏が来た。今日は37°だった。明日は40°の予報だ。外からの熱を遮断するために、朝はカーテンを閉めたままで出掛ける。暑さにぐったりして帰って来ると、(二重レンガとカーテンのお陰で)家の中はまだひんやりしている。

写真はキャサリン通り。左側の高い生け垣、アンソン通りとの角に私の家がある。

 

15分クッキー

On 2012/11/24, in 食べ物, by evermidori
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朝、学校の用務員さんがちょっと立ち寄ると言う。コーヒーを飲む人だけど、あいにく一粒のチョコレートもお菓子も無い、と思ったらオーブンに手が伸びてスイッチが入る。

バター125グラム、砂糖90グラム、粉250グラム、卵一個、バニラエッセンス。計りもせず目分量で混ぜて丸めて平たくして中をへこませ天板に並べ、アーモンドと(固めに出来てしまった)マーマレードを窪みに詰めてオーブンに入れると、10分足らずで焼ける。こんな簡単なものでもコーヒーが美味しくなるのだ。

お客さんは庭のベンチと木戸の寸法をはかると、珍しくコーヒーを飲まずに帰って行った。

 

着物姿

On 2012/11/22, in 学校, by evermidori
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アデレードでお茶のお稽古をされているグループの方々に、再び学校へ来て頂いた。モーニング・ティーを差し上げた後で「撫子教室」にご案内する途中、皆さんは「緑が豊かで綺麗な学校ですねえ!」と誉めて下さる。私は「皆さんの着物姿が美しいです!」と誉める。着物を着ると、姿だけでなく気持まで晴れやかになって、それで尚更美しいのかもしれない。

 

静かで真面目であまり笑わないヘンリーがコメディアンとは、ちょっと驚いた。敢えて向いていないテーマを選んだらしい。コメディー教室に通って猛練習したこと、クラウン・ドクターを体験した時は病気の子供達が可哀相で笑わせる気になれなかったこと、などを話しながら、涼しい顔で皆を何度も笑わせた。(クラウン・ドクターとは、病気で入院している子供達を見舞って笑いをプレゼントするコメディアン。)

学校で「コメディー・ショー」を企画開催して、プロのコメディアンに友情出演してもらい自分も出演した。一晩で2000ドルになった収益は子供病院に寄付したとのこと。発表の最後に披露した自作自演のコメディーががとても良かった。

卒業プロジェクトでは総合力が試される。学校の勉強の他に何かを一年かけてやるわけだから、計画を立てて実行するだけでも大変だ。イベントをすれば、ポスター作りから外部の人との交渉から会場作りから全部やらなければならない。論文も書かなければならない。でも、その大変な過程で沢山のことを学び、発表が終ると誰もが「やって良かった、楽しかった」と満足する。

 

吹きガラス(卒業プロジェクト)

On 2012/11/20, in 学校, by evermidori
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カミールのプロジェクトはちょっと羨ましい。吹きガラスの技術を初歩から指導してもらって、一年間でいろいろなものを作った。グラス、花瓶、サラダボール、林檎の置物など。無色透明のもの、色の付いたもの、縞模様など、どれも単純な形だけれど美しい。

指導教官になってくれたアンドリュー・ボールドウィンは、やはり吹きガラスのプロジェクトをやった16年前の卒業生。今では作品に高い値段が付くアーティストだ。7−8年前に金沢に勉強に(遊びに?)行くから日本語を教えて欲しいと言って来た。結局モノにならなかったけれど、お礼に水差しを貰った。

カミールは、賢くて綺麗な六人姉妹の上から4番目。
 

ケーキ作り (卒業プロジェクト)

On 2012/11/19, in 学校, by evermidori
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アナベルの発表は、映画「マリー・アントワネット」の写真  “Let them eat a cake” で始まった。作ったケーキを次々にスクリーンで見せながら、種類や作り方について話した。16人のクラスメート全員の誕生日にそれぞれ違うケーキを作ったそうだ。その他に、プロジェクト関係のイベントがある度に沢山のカップケーキを作って協力した。「アデレード・ショー」のコンテストにも出品した。勿論ちゃんと教室に通って習ったのだ。

ケーキ作りを覚えた一年間は楽しかったけど体重はまったく増えなかったというお利口さんで、日本語クラスの優等生。来年はフリンダース大学の医学部を希望している。


映画「マリー・アントワネット」の一場面。”Let them eat a cake.”


発表の場に持ち込んだウェデング・ケーキには桜の花のデコレーション。ケーキの上には「愛」という字。

もうひとつはブラックフォーレスト・ケーキで、後で試食したら素晴しく美味しかった。

「コメディー・ショー」をやったヘンリーの為に作った「HA HA HA, HE HE HE」のカップケーキ。
 

高村光太郎の詩「道程」がスクリーンに写り、テスがその詩を暗唱する。それから英訳が写され、高村光太郎にとっての神は自然だったと説明する。それで(?!)テスは自然をテーマに一年間ボディー・ペインティングに取り組んだのだと言う。高村光太郎が聞いたら驚くことだろう。

友達の顔や背中やお腹に描いた「作品」を次々に映して、テスはその「意味」を説明する。ボディーアートか・・・なるほど。ヘナで模様が描いてある大きい卵のようなものは妊婦のお腹だ。このお腹の人(もと生徒)が、生まれた赤ちゃんを抱いて発表を見に来ていた。

体に絵を描くことは、昔から世界のあちこちにあったし今もある。エリース先生だって小さな刺青を腕にやっている。ボディー・ペインティングを卒業プロジェクトにした生徒は過去にも何人かいた。きっと面白いのだろう。アートなんだろう。でも悲しいかな、私には良さが分からない。偏見があるのかもしれない。




 

苺とルバーブ

On 2012/11/18, in 食べ物, by evermidori
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苺とルバーブは相性が良い。苺の甘さでルバーブを煮る、と言ってもやっぱり少し振りかける程度の砂糖を入れる。煮立ってから7−8分位弱火で煮て、ルバーブの形が崩れる前に火を止める。軽く焼いたパンにたっぷり載せて食べる。もうひとつは、緑のトマトをこれも僅かのの砂糖とレモン汁で煮たもの。どちらも酸味が美味しい。冷蔵庫で一週間程の常備食。3−4日で食べてしまうけど。


 

マイナーの雛

On 2012/11/17, in 学校, by evermidori
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子供達が指差す所を裏側に回って見ると、だいぶ育っているけどまだ飛べない雛が、巣の上に出て「ピーピーピーッ」とお母さんの帰りを待っている。マイナーと呼ばれている嘴の黄色い鳥だ。こんな低い所に巣をかけるなんて!校庭にいる鳥は子供達を信頼しているのかな?


 

遠足の続き

On 2012/11/15, in 学校, by evermidori
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アデレード大学を出て、姫路公園でお弁当。私が早起きして作った「梅干しのおにぎり」に子供達は歓声をあげた。皆おにぎりが大好きだ。梅干しも美味しいと言う。課題の、獅子脅しや井戸や枯山水や飛び石や灯籠・・・などを全部クリアしたら自由行動。案の定、池の鯉や亀やメダカを大いに楽しんだ。

それからセントラル・マーケットに行って、「リトル東京」という店に入ると、日本語が書いてある珍しいスナックに夢中になった。(シュタイナースクールの生徒はホームメイドのお菓子しか食べないという訳では無いのだ。)お小遣いを使って好きなものを買っては分け合ってはしゃいでいた。綺麗な小皿とか湯飲みとか小物とかに興味を示して欲しかったのだけれど、まあ、やっぱり子供だものね・・・。

「すっごく楽しかった!」「ありがとう!」「今度はいつ?」と喜ぶ生徒達を見て、私も嬉しかった。ああ、日本に連れて行ってあげたいなあ!

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