花の命は

On 2012/09/24, in , by evermidori
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蕾がふたつみっつ綻んだかと思うと、もう止められない。わああっと一気に咲いて、桃もプラムもアンズの花もあっという間に終ってしまった。マルメロとコデマリも盛りを過ぎた。充分に楽しんだとは言え、あまりに短く名残惜しい。

今はナニワノイバラと藤の花が満開だ。せめて写真に留めておこう。咲き始めた可愛いロックローズも。

 

おはぎ

On 2012/09/23, in その他, by evermidori
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昨日はお彼岸、今日は父の命日。「おはぎが出来たよ〜」と妹が、白い彼岸花と美味しそうなおはぎの写真を送ってくれた。

スカイプで暫し思い出話をする。「もう一度会いたいわね。」「お母さんの作るおはぎは大きかった。」「お父さんは赤い彼岸花が好きだった。」「我もまた少年たりし曼珠沙華・・・・」

弟もいなくなった。思い出を共有して気持を分かち合えるのは、妹で親友の雪子さんだけだ。

 

打ち上げ

On 2012/09/21, in 学校, by evermidori
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1年生から7年生までが踊りを披露する「春祭り」は、お天気に恵まれて大成功。今日で三学期が終了した。やったあ!

校庭の裏の隅っこに小さな小屋が建っていて、その中にレンガと粘土で作った窯がある。薪を燃やして窯を熱くしておいて、少しの燠と窯の熱でピザを焼くとすごーく美味しいのだ。生徒達が着た浴衣を畳み終わって行って見ると、椅子代わりの藁の束が置いてあり、シャンペンもワインもある。大きなピザが次々に焼き上がる。さっそく焼きたてを頬張る。仕事を終えた職員が三々五々やって来てはお喋りをしてお腹を満たして帰って行く。カジュアルで美味しい打ち上げだった。

 

楽しければ良い

On 2012/09/21, in 学校, by evermidori
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浴衣や法被を着るのが嬉しくて嬉しくて、そのうえ皆に「綺麗だったよ!上手だったよ!」と誉められて、6年生はご機嫌だ。

手が伸びていない!どこを見ているの!腰を落として!揃っていなーい!・・・などと毎年怒ったり悩んだりしていたのが嘘のようだ。「楽しければ良いのだ」と悟ってからは私の気持も軽い。まっ青な空の下、生徒達と一緒に思い切り楽しんで踊りました。


 

カイラ

On 2012/09/21, in 学校, by evermidori
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今朝は思い掛けないお客さんがあった。「撫子教室」を設計したカイラ・ウッドが訪ねてきた。顔を見るのは三年振りだ。学会があってアデレードに来られている佐藤先生に自分の学校と「撫子教室」を見て頂きたかったのだろう。(早稲田大学建築学部に短期留学した時に佐藤先生にお世話になっている。)

暫く建築事務所で働いていたけれど、今は博士過程をやっている。もうすぐベトナムで半年間のリサーチをやるそうだ。眩しいような28才。

 

「ムッシュ・ラザール」

On 2012/09/19, in 映画, by evermidori
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モントリオールの小学校で6年生の担任が自殺する。生徒達のショックと傷は大きい。代用教員として雇われたのは難民のラザール先生。(アルジェリアの動乱で妻と娘を失っている。)

ラザール先生の穏やかで誠実な人柄と生徒一人一人に真摯に向き合う姿勢が、徐々に生徒達の信頼と人気を得ていく。教室の雰囲気は落ち着いて来る。先生と生徒の交流(心の触れ合い)が双方の傷を癒やすかのように思える。しかしハッピーエンドにはならない。履歴を偽わり経験も無いのに教えていることがバレて、生徒達はまた担任を(心の安定を)失うことになる。

それにしても12才の生徒達は素晴しい。笑ったり泣いたり怒ったり精一杯に真剣で真っ直ぐだ。教師として子供達に接する者だったら誰だって、愛さずにはいられない。

哀しさや悲劇を含みながら、清らかで温かい映画になっている。


 

「夏の花」

On 2012/09/17, in , by evermidori
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原民喜という人の「夏の花」を妹が教えてくれた。さっそく青空文庫から「夏の花」「廃墟から」「壊滅の序曲」をプリントアウトして読む。原爆投下直後の広島の地獄のような有様を記してあるのに、その淡淡とした文章には詩のような絵のような美しさが感じられ、読みながら丸木俊さんの絵を思い出す。

丸木さんの原爆の絵も恐ろしい情景を描いていながら美しい。「The Hiroshima Story」という大切にしている絵本の、黒い大粒の雨が降ったというページ。


 

卒業生の父母たち

On 2012/09/17, in 学校, by evermidori
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ルーシーとウィリアムの家に4時頃からぼつぼつと人が集まり、5時過ぎにはサキソフォンとギターとダブルベースの演奏が始まった。外が暗くなると暖炉が焚かれ、飾り電気が灯り、ウィリアム特製の美味しいカレーが出た。20人足らずのほとんどが顔見知りだったけど、久し振りの人達や話をするのは初めての人もいて楽しかった。良い雰囲気のパーティーだった。

14年前に卒業したジェマが自転車に乗っていてトラックに撥ねられた。大怪我をして入院している。お見舞金を集める目的もあってのパーティーだったのだ。同級生の父母たちの交流は卒業後もこんなふうにずっと続いている。

 

蜜蜂

On 2012/09/15, in , by evermidori
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家の中にいるより外に出たほうがうんと暖かい。庭には花が一斉に咲き蜂の羽音が充満している。ブウーン、ブウーン、ブゥーン・・・・文字通り無数のミツバチが花から花へ飛び回って、花に頭を突っ込んだり花にぶら下がったり潜り込んだりしで蜜を吸っている。良く見ると(うまく写真に撮れなかったけど)両足に黄色い丸いものが付いている。花粉が偶然にくっついたんじゃなくて、きっと花粉を集めているんじゃないかと思う。でもその丸い玉になった花粉をどうするのかしら?どこかにあるはずの巣へ持って帰って後で食べるのだろうか?




 

親切な先生

On 2012/09/14, in その他, by evermidori
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せめて簡単なスカートぐらい縫えるようになりたいと思って、時々イングリッドさんの家に行く。3回か4回行くと新しいスカートが一枚出来るのは嬉しい。でも難しいところは全部イングリッドさんがやってくれるので、自分で作ったという気があまりしない。

それでも止めずに続いているのは、デンマーク人のイングリッドさんもイギリス人のビルさんも良い人で、一緒に居ると寛げるから。晩ご飯に呼んでくれる「良き友」だから。