真夏

On 2014/01/30, in その他, by evermidori
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帰ってきた日が43° だったので、次の日の31° はむしろ涼しかった。今日は37° で、明日からはまた、40° 、42° 、43° と暑くなる。毎日が快晴で、見渡す限りのまっ青な空に太陽が強烈だ。押しも押されもしないアデレードの夏。

 

うっすらと雪!

On 2014/01/23, in その他, by evermidori
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目が覚めると夜明けの薄明かりが、何だかいつもと少し違う。窓の外がぼーっと煙ったように白っぽい。「もしかして・・・?」と起きて外を見ると、やっぱり雪だ! 2度目の雪だ! やったあ!

でも雪子さんは喜んでいない。車を出す前にフロントガラスに凍り付いた雪をスコップで落とさなくちゃならない。坂道は気を付けてゆっくり運転しなくちゃならない。いつもの近道を諦めて遠回りしなくちゃならない。少し降りて行くと、あ、もうパトカーが来ている。この先は通行止めだそうだ。早くも事故があったのかしら。ちょっと辺鄙なところの暮らしは、素敵だけど大変だ。


 

起雲閣

On 2014/01/23, in その他, by evermidori
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前後するけど熱海一泊旅行の続き。「起雲閣」というところに行った。大正8年に海運業でもうけたお金持ちの別荘として建てられ、その後、所有者が変わる度に豪華な建物が継ぎ足され、最後(昭和22年)には旅館になり、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治などにも愛されたとか。ふーん、この部屋で「人間失格」が書かれたのか、なるほど、と、見てきました。喫茶店がゆったりしていて良かった。

 

織物の展示会

On 2014/01/23, in その他, by evermidori
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清美さんが何十年も織物をやっているのは知っていても、展示会に行ったのは初めてだった。表参道の小さなギャラリーで会う清美さんは、お酒を飲んでいる時と違って、背筋がピンと伸びてキラキラしていた。

展示会に来るお客さんの中には織物をやっている人達も多い。「縦糸をこんなふうに使って・・・織り方を教えますよ・・・これは手紡ぎの糸です・・・枇杷の葉で染めました・・・絹糸をゆるく混ぜて」と、質問に答えている清美さんを、私はソファーでお茶を頂きながら楽しく眺めていた。

壁掛けやバッグに仕立てたものも素敵だけど、欲しいのは実用的なマフラー。どれも色が綺麗で、迷っている間に良いのが売れてしまったりした。結局、買い求めたのは手前のテーブルの右側にある黄緑のもの。そして雪子さんへのプレゼントには、濃い緑のもっと長くて厚いものを。


 

MOA 美術館

On 2014/01/23, in その他, by evermidori
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Mokichi Okada Association の 「MOA 美術館」だそうで、ウィキペディアによると岡田茂吉と言う人は、世界救世教の創始者であり、書家、画家、歌人、花道流祖、造園家、建築家、自然農法家 etc. でもあるとか。一人の人が一生にこんなに沢山のことが出来るのかと感心する。

とにかく大きくて立派な美術館だ。長い長いエスカレーターを乗り継いで、上へ上へと昇って行くと熱海の海が見える。能楽堂あり、秀吉の黄金の茶室(レプリカ)あり、尾形光琳の屋敷(レプリカ)あり、国宝の屏風や壷があり・・・と、豪華だ。特別展は広重の「東海道五十三次」と地味だったからか、梅の季節にちょっと早かったからか、館内は空いていた。


 

木下杢太郎記念館

On 2014/01/21, in その他, by evermidori
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伊東にある「木下杢太郎記念館(入場料100円)」は良かった。楽しかった。杢太郎の生まれ育った家の中はそっくり、明治大正時代の暮しの博物館だ。土間、板の間、畳の部屋、廊下、太い梁、昔のガラス、かまど、囲炉裏、井戸のポンプ、大皿や漆器類が保存されている戸棚など、何もかも懐かしく興味深い。

『百花譜百選』の原画が綺麗だ。(杢太郎自身の本や与謝野晶子の詩集の)本の装幀の美しいこと。絵を描いたり詩を書いたりした木下杢太郎は、ハンセン病の研究などをやったお医者さんだったんだ。


 

ふたつの銅像

On 2014/01/21, in その他, by evermidori
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熱海の海岸で、ふたつの銅像を見た。「貫一とお宮」の銅像は前にも見たことがあるけど、物語はうろ覚えだ。ダイヤモンドに目が眩んだお宮が貫一との婚約を破棄する、というものだったと思う。しかし女性の気持がそんなに単純なはずは無い。きっと何か深い事情があったに違いない、とお宮に同情するけれど、『金色夜叉』を読み返してみるしか無い。

「釜鳴屋平七」という人の銅像は、説明書きを読んで胸を打たれた。幕末にあった網元たちと網子たちの紛争の時、平七は網元の側から抜けて、不当な扱いを受けている網子の側に立ち、漁民一揆を組織した。むしろ旗を立てて代官所に直訴したために捕えられて、島流しされる途中で(拷問と衰弱て)死んだという。なんと35才。


 

鶯張り

On 2014/01/14, in その他, by evermidori
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知恩院に行ってみた。中学の修学旅行で、キュッキュッと鶯のように(?)鳴く廊下を歩いたことが懐かしい。残念なことに大がかりな修復工事中で、長い長いその廊下を歩くことは出来なかった。でも、御影堂に続く短い渡り廊下を歩いたらキュッキュッと鳴った。この廊下も鶯張りなのかどうか知らないけど、そうだということにする。鳴ったのだから。

「修復された廊下は鳴らないんですよ」と、係りの人が話してくれた。どうして? 古くなれば鳴るのかしら? そもそも「鶯張り」って何だろう? インターネットで床下の写真を見ても、説明を読んでも、良くは分からない。

 

山口薫(3)

On 2014/01/14, in その他, by evermidori
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祇園でバスを降りて現代美術館「何必館」は徒歩二分のはずなのに、四条通りを歩いていて見過ごしてしまった。引き返してみると目立たない入り口の小さい美術館で、ロッカーも喫茶店も売店も無い。しかし展示場はたっぷりの空間が取ってあり落ち着いた雰囲気。5階に小さな庭と和室がしつらえてある。

「没後45年 山口薫 展」を見た。やっぱり実物は生き生きしていて美しさが違う。見たかった作品の展示が無かったのは残念だけど、その代わりインターネットでは見られなかった素敵な作品を何枚か見ることが出来た。山口薫のほとんどの作品が好きだ。明るい色使いのものでも何かしら哀しさのようなものが感じられるのは私の思い込みかしら。

地階は北大路魯山人の展示室になっている。花瓶や和食器の、実物を見たのは初めてだった。

 

京都日帰り

On 2014/01/14, in その他, by evermidori
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新幹線は行きも帰りもガラガラだった。京都が近くなる頃に、思い掛けない雪景色!高い山は真っ白、低い山はまばらの雪。綺麗だあ!家々の屋根にもうっすらと積もっている、ってことは、夕べ降ったのかな?