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レモングラス、カンコン、クレソン、コリアンダーを買った。それを見ていた杉戸氏が、「それ皆んな、下のほうを切って土に植えたら増えますよ。」と言われる。
え、こんな野菜を?根も無いのに?本当かなあ?挿し木が出来るのを知っているのはサボテン、ラベンダー、ジェラニュームなど。
でもまあ、ものは試し。失敗してもともと。手頃のプラスティック製の箱に土を入れて、水をたっぷり入れて、植えてみる。
人参の切り落とし、大根の皮、玉ねぎの両端、ジャガイモの皮、セロリの葉っぱ、パセリの茎、キャベツの葉っぱ、マッシュルームの茎、ちょっと古くなったニンニクや生姜・・・・野菜のクズを捨てないで綺麗に洗って専用の容器に入れて冷蔵庫に貯めておくと、すぐにいっぱいになる。それにロリエ、ローズマリー、オレガノなどを庭から採って来て加える。
大鍋に入れたたっぷりの水で蓋を開けたまま、弱火でコトコトコトコト、1時間ほど煮てから濾すと素晴らしいスープストックが出来る。(クタクタになった野菜のクズは、コンポストとして庭の土になる。)
塩コショーするだけで美味しいクリア・スープだけど、野菜や豆のスープに、またカレーを作る時に、水の代わりに使う。ちょっと贅沢だけどこれでパスタを茹でる。野菜炒めにも、油はごく少量にしてこのスープを加える。他にもいろいろに使えてとても便利だ。冷蔵庫で4−5日は保存がきく。
美味しいだけでなく、「無駄をしない」という気持ち良さと満足感がある!