落とし卵

On 2020/10/20, in 食べ物, by evermidori
0

素材も形も一目で気に入った。オプショップで2ドル。落とし卵を作るのに、プラスティックやシリコンの型をわざわざ買おうなんて思わないけど、これなら持っているだけで楽しい。

わくわく、さっそく使ってみる。塩と酢を少し入れた熱湯の中で型に卵を割り入れるだけ。お湯をかきまわしたり見守ったりしなくても、確実に出来て形も美しい。ポン!と型から出してトーストにのせて食べる。いつものように美味しい。

しかし何かが微かに、心にひっかかる。満足感が少し欠けているのは何故だろうか?

・・・それは「型にはまった形」だった。普通に作ると、ひとつひとつが微妙に違う形に出来上がる。卵白がゆらゆらしながらやっと纏まった形の、あの不安定さのようなものが、無いのだ。

  

 

花セラピー

On 2020/10/13, in その他, by evermidori
0

やっと風邪が治った。青い空と白い雲と明るい太陽と、したたる一面の緑。

鳥の声を聞きながらゆっくり歩くと、鮮やかな花の色が、目から心に沁みてくる。

              

 

ヤッカ (ブラック・ボーイ)

On 2020/10/13, in その他, by evermidori
0

「ヤッカ」は普段は黒いから、「ブラック・ボーイ」と呼ばれている。しかしアボリジニに対する差別用語だというので、その名前はあまり奨励されない。

ブラック・ボーイは、春から初夏にかけて花が咲くと白くなる。蜂と蝶々が蜜を吸っているのを見た。

 

浮巣

On 2020/10/13, in その他, by evermidori
0
水の上に見える、あれは何だろう・・・もしかして水鳥の巣だろうか。カメラのズームで覗くと、あ、やっぱり鳥がいる。まるで卵を温めているような姿勢だ。探してみると他にも似たような巣が浮かんでいる。

水に浮いている巣だから「浮巣」かなあ・・・そんな言葉があるかしら。家に帰って調べてみると、ある!あるだけでなく、沢山の俳句に使われている。私が知らなかっただけ。「浮巣」は初夏の季語だそうで、アデレードの初夏は、まさに今だ!

ありあまる時間の中に浮巣見る  能村登四郎 
五月雨に鳰の浮巣を見に行む   芭蕉

流さるる浮巣に鳰の声悲し    正岡子規

ベレア国立公園にある湖の傍を、今まで何度歩いたことか。それなのに今日の今日まで「浮巣」を見なかった(気が付かなかった)とは!


 

ペスト

On 2020/10/02, in 食べ物, by evermidori
0

テニスから帰って来ると、玄関のドアにイタリアンパセリの束がぶら下がっている。わっ、良い香り!たっぷり500グラムぐらい。お向かいのピーターさんから、収穫のお裾分けだ。

さっそく半分ほどの葉っぱをむしってペストを作る。アーモンド、オリーブオイル、パルメザンチーズ、レモン汁とニンニクと塩をブレンダーにかけ、塩味を見て、5分で出来る。

こんがり焼いたパンに塗ってトマトとブリーを載せてお昼ご飯。豆腐のソテーにもピーマンにもペストを塗って食べる。美味しい!

バジルとパインナッツで作るだけがベストじゃない、と知ってからは、ロケット、コリアンダー、パセリ、アーモンド、カシューナッツ、ペピタス(かぼちゃの種)など、あるものを組み合わせて作っている。