手書きの手紙はほとんどがメールになったし、携帯電話は毎日の必需品だ。嫌いだったあの動作(立ち止まって俯いてメッセージをチェックしたり送ったりする)もいつのまにか身についてしまった。紙の本が好きだから電子リーダーだけは無縁だと思っていたけれど、ものは試しと「キンドル・ペーパーホワイト 10」を買ってみた。
何か読む本を入れなくちゃ。とりあえず『我輩は猫である』にしよう。アマゾンで見ると佐野洋子さんの表紙が可愛い講談社青い鳥文庫は上下で1598円(キンドル版は1296円)。だけど青空文庫は無料だ。有り難い。
青空文庫はコンピューターの画面で何度か読んだことがあるけれど、キンドルのほうがずっとずっと読み易い。それに知りたい言葉は「大辞泉」がすぐにその場で教えてくれる。
英語の本は青空文庫には無いから、『老人と海』のキンドル版を100円で買う。分からない単語をハイライトするとすぐに意味が出て来る。英日辞典か英英辞典かを選べるようになっている。
文字サイズやフォントの変換、ページめくりも簡単で、信じられなかったことだけど、けっこう楽しい。