今朝そのことを妹に話すと、建築家だった夫(8年前に亡くなった)の本棚から一冊の本を見つけてくれた。わあ、読みたい本がすぐに読めるとは嬉しい。朝食のあと薪ストーブの前に陣取って、さっそく読み始める。退職したからこそ出来る贅沢だ。
豊富な写真、自分で描いた上手なイラスト、具体的にいろいろな住宅の例をとりあげて、自分がどんな住宅が良いと思っているかを素敵な文章で書いてある。一気に読んでしまった。松家仁之さんが自分の家の設計を中村好文さんに頼んだというのが腑に落ちる。『火山のふもとで』という建築家のことを書いた松家さんの小説のことも。