『住宅読本』

On 2017/12/29, in , by evermidori
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昨夜見た youtube で松家仁之さんと対談していた中村好文さん(建築家)のことが気になって、その人の本を読んでみたいと思う。

今朝そのことを妹に話すと、建築家だった夫(8年前に亡くなった)の本棚から一冊の本を見つけてくれた。わあ、読みたい本がすぐに読めるとは嬉しい。朝食のあと薪ストーブの前に陣取って、さっそく読み始める。退職したからこそ出来る贅沢だ。

豊富な写真、自分で描いた上手なイラスト、具体的にいろいろな住宅の例をとりあげて、自分がどんな住宅が良いと思っているかを素敵な文章で書いてある。一気に読んでしまった。松家仁之さんが自分の家の設計を中村好文さんに頼んだというのが腑に落ちる。『火山のふもとで』という建築家のことを書いた松家さんの小説のことも。

 

 

 

『光の犬』

On 2017/12/29, in , by evermidori
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松家仁之さんの本をぜんぶ読んだ。ぜんぶと言っても出版されている本は今のところ4冊だけだ。

2番目に読んだ『火山のふもとで』がやっぱりいちばん良い。でもあとの3冊も良かった。松家仁之さんてどんな人だろう?どんな話し方をする人だろう?

インターネットで探すと、中村好文という建築家と対談している youtube があった。面白くてかなり長い時間見てしまった。松家仁之さんの雰囲気と話し方は想像した通りだった。

 

 

 

雲と靄

On 2017/12/25, in その他, by evermidori
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夜中じゅう雨が降って風も強かった。今朝見ると木々の梢はついにすっかり裸だ。青空に白い雲が走っている。上空ではまだ風が強いらしい。

雑木林の奥にはうっすらと靄が残っていて、朝陽に吸い取られるまでの束の間を生きている。

 

甘夏ミカンのジャム

On 2017/12/24, in 食べ物, by evermidori
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朝昼晩と毎日でも日本食が美味しい。でも時にはパンがいいなと思うのは、江田さんに送って頂いた甘夏ミカンのジャムを食べたいから。

まろやかな甘さとほろ苦さと酸味と、それに仕上がりの滑らかさがちょうど良くて、非常に美味しい。通信簿のように点数をつけるなら、A++だ。

 

『女の一生』

On 2017/12/24, in 映画, by evermidori
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正方形に近い小さめの画面に、落ち着いた美しい映像が2時間ゆっくりと流れていく。ジャンヌの、くりかえし傷付いて老いていく痛みと哀しみが(時代も社会も違うところに生きている今の)私を悲しませる。

岩波ホールはほぼ満席で、年配の女性が多い。観ている女性の数だけのさまざまな「女の一生」がスクリーンと共に会場に流れているような気が、一瞬した。

中学の時によく分からずに読んだのは、こんな物語だったのか。どんな言葉で書かれているのだろう。読み直すなら同じ本で読みたいと思って、懐かしい緑色の世界文学全集の中古品をアマゾンで注文する。

 

 

ヤケーヌ

On 2017/12/23, in その他, by evermidori
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美しい杉木立ちに囲まれて、オムニのテニスコートが8面ある。寒くてもカラリと晴れた日のテニスはとっても楽しい。週に3回、ビジターとして参加させてもらっている。

しかし最近気になって仕方がないのは、「ヤケーヌ」という覆面を着けている女性たち。見れば見るほど奇妙で異様で不可解だ。(アデレードでは見たことがない。)

帽子にサングラス、長袖シャツと長ズボン、手袋、そして「ヤケーヌ」で完全武装して目だけ出している女性たち。う〜ん、そこまで日焼けが気になるのなら、むしろテニスなんかしなけりゃいいのにと思ってしまう。しかしそれでもテニスは面白くて止められない、その気持ちは分かるんだけど・・・。

   隠し撮り、ごめんなさい。

 

 
 

冬至

On 2017/12/23, in 食べ物, by evermidori
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冬至に、カボチャを食べて柚子湯に入る。毎年のささやかなことが嬉しい。カボチャも柚子もオレンジ色。明るくて暖かい色。太陽の色。

  

 

二日続けて

On 2017/12/22, in 食べ物, by evermidori
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昨日は神田の「藪蕎麦」で、いろいろなお料理とせいろ蕎麦を2枚。

今日は日本橋の「てん茂」で、目の前で揚げてくれる熱々の天ぷらを。

二日続けて美味しいものを食べたから、寿命がちょっと伸びるかもしれない。

 
 

鉢植えの日光浴

On 2017/12/22, in その他, by evermidori
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シクラメンは水をやり過ぎると根腐れする。茎がしんなりすると、水が足りないのか多過ぎるのかが分からなくて心配になる。たいていは水をやって元気になってから、水不足だったと分かる。

こんなふうに葉っぱが黄色くなるのは、日光が足りないんだそうだ。明るい室内に置いていても時々は外に出してあげなくちゃならないんだって。今朝は鉢植えがベランダで揃って日光浴。

 

『ばらいろの雲』

On 2017/12/19, in , by evermidori
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1年ほど前から空を見るのが癖のようになって、どんな雲も綺麗だなーと思う。あっという間に消えるばら色の雲は特別に美しい。

岩波少年文庫 ジョルジュ・サンド『ばらいろの雲』の中の「ばらいろの雲」を読む。コレット夫人にとって、ばらいろの雲は、「わたしのでき心、わたしの気まぐれ、いわばわたしの不運のことです。わたしはそれをじぶんのつむ竿にかけたのだよ。仕事が、美しいりっぱな仕事が、わたしのかたきを細い細い糸に仕上げ、もはやかたきをかたきと感じないほどになりました。・・・雲をつかまえて、すいてやるがいい。つむいで、つむいで、おまえのまわりにも、おまえの胸の中にも、嵐を起こすことがきないようにしてやるのさ。」「カトリーヌは、この教訓をじゅうぶんよくのみこむことはできませんでしたが、それ以来ばらいろの雲はみえなくなりました。」

 コレット夫人の言ってることは、分かるような分からないような分かりたくないような気がする。分かっているのは、ばらいろの雲が好きだということ。すいてしまうのは惜しい気がする。