サマートン・ビーチで、今年最後の太陽を見送る。
今年もお世話になりました。来年も宜しくお願い申し上げます。
サマートン・ビーチで、今年最後の太陽を見送る。
今年もお世話になりました。来年も宜しくお願い申し上げます。
クリスマスの色はどうして、赤と緑と白なのかしら? インターネットを見るとキリストの血、ヒイラギの常緑の葉と赤い実だと書いてある。ふーん、そうなのか。白は雪かしら。
赤いルバーブを入れて抹茶のスポンジケーキを焼いて粉砂糖を振ると、クリスマス色のケーキになった。マンゴー、チェリー、ブルーベリー、ラズベリーを添えて、もっとクリスマスっぽくする。
ミンスパイは12月に入ると早くもあちこちのパン屋さんやケーキ屋さんで売り出される。好きだから日本に行く前に必ず買って食べる。今年は初めて自分で作ってみた。
まず中に入れるフルーツ・ミンスを用意する。干し葡萄、カラント、クランベリー、オレンジピール、アーモンド、青林檎などを同じ大きさに刻んで、スパイス(シナモン、クローブ、ナツメッグなど)を入れて、たっぷりのブランデーに漬け込む。少しの砂糖とレモン汁と溶かしたバターか牛脂も入れる。4−5日でもいいけれど、一ヶ月から三ヶ月かけて馴染ませる。
小麦粉に冷たいバターを揉み込んで水を加えて、ショートブレッドのタネを作る。薄く伸ばして型でくり抜いて小さい丸い型に敷く。ミンスを入れて、星型にくり抜いたものでフタをする。
オーブンで25分ぐらい焼いて、冷めたら粉砂糖を振る。
ショートブレッドはサクッと軽く、ミンスはブランデーがよく沁みて甘過ぎず、初めてにしては良く出来たと思う。味にうるさい雪子さんが「美味し〜い!」と喜んでくれた。
金さんはやりたいことを先にやり、銀さんはやらなければならないことを先にやる。金さんは行き当たりばったりだけど、銀さんは計画を立てる。金さんは感覚的にテニスをやり、銀さんは理論的に研究する。金さんは無駄遣いが激しく、銀さんはケチじゃないけど無駄なお金は使わない。金さんは家計簿をつけないけど、銀さんはきちんとつける。金さんはよく迷うけど、銀さんは何でも決断が早い。金さんは掃除洗濯アイロンが下手で、銀さんはそういうことの名人だ。金さんは人見知りしない(と思われている)けど、銀さんはちょっとシャイだ(と思われている)。金さんは歌うのが好きで、銀さんはめったに歌わない。金さんは不器用だけど、銀さんは手先が器用だ。金さんと銀さんは姉妹でもずいぶん違う。
でも美味しいものが好きなところは似ていて、綺麗なものが好きなところも似ていて、好みはかなり似ている。考えることもほぼ似ている。声も似ている。最近は顔も似ていると言われる。「姉妹ですか、どうりで似ていますね」と。つまり二人とも年老いてだんだん母の顔に似てきたのだ。しかし何よりも似ているのは、お互いをかけがえのない大切な人だと思っていること。
二人で買い物に行って美味しいものをあれこれ買ってきて、緑面積のテーブルで食べる。朝と夜はワインを飲み、テニスの後はビールを飲む。金さんと銀さんのホリデーだ。
合唱の他にチェロ、パイプオルガン、トランペットの演奏、バリトンの独唱などもあり、変化に富んだコンサートだった。
サイレント・ナイトなど皆んながよく知っている歌は観客も立って一緒に歌うようにとプログラムに書いてある。だんだんと会場いっぱいにクリスマスのムードが盛り上がってくるのが面白かった。