マウント・ロフティー植物園を、半袖シャツで散歩した。久し振りに腕や首に感じる外気と陽射しが心地良く、1時間もすると汗ばむほどの陽気。
咲き始めたばかりのシャクナゲ、木蓮、椿、沈丁花・・・「植えてある花」はどれも綺麗だけど、自然林の中で見つけた「植えてない花」のほうが春らしいと思った。名前を知っているのは最初の写真の「グラヴィリア(gravilea)」だけ。グラヴィリアと言っても、いくつも種類があるから正確には知らない。
マウント・ロフティー植物園を、半袖シャツで散歩した。久し振りに腕や首に感じる外気と陽射しが心地良く、1時間もすると汗ばむほどの陽気。
咲き始めたばかりのシャクナゲ、木蓮、椿、沈丁花・・・「植えてある花」はどれも綺麗だけど、自然林の中で見つけた「植えてない花」のほうが春らしいと思った。名前を知っているのは最初の写真の「グラヴィリア(gravilea)」だけ。グラヴィリアと言っても、いくつも種類があるから正確には知らない。
義務付けられている軍隊訓練の代りに奉仕活動をするため、ニックは去年私たちの学校に来た。爽やかなニックに誰もが好感を持ち、ニックは10ヶ月間良く働いた。校庭の力仕事から事務室の雑務からドイツ語の授業の手伝いや高校生のキャンプの付き添いまで、頼まれることを何でもやった。運が悪かったと言うべきか、ニックの任期がやがて切れようとする頃にドイツの徴兵制度は廃止になった。
女子には義務が無いけど希望してやって来たヤーナも、5ヶ月間いろいろなお手伝いをしてくれた。スイスに近い田舎町から来たというヤーナは、今時珍しい程純真で可愛い。
今日は送別会。二人揃って行ってしまうと何だか寂しくなる。無償で働いてくれるというようなことじゃなく、そこに居てくれるだけで不思議に回りが明るく気持良くなったからだ。これは何なんだろう?
またもう一人来るらしい。徴兵制度が廃止になっても来ると言うことは、ぎりぎりで引っかかってしまったのかな?それとも希望して来るのかな?どんな人が来るのか知らないけれど、今まで次々にやって来たドイツの若者達は、皆しっかりしていて皆素敵だった。19才で「大人」だった。
25年前、私が学校で働き始めた時、エリーは4年生のジェレミー先生のクラスにいた。卒業して フォレンジック・サイエンス という特殊な道に進んだ忘れられない生徒だ。ついこの間のような気がするけれど、もう来年は母親として学校に戻って来るという。私は年を取ったのだ。やがて「チップス先生」みたいに生徒達の顔を思い出しながら死ぬのだ。チップス先生は確か82才まで教えたのだっけ。私は72才までだって無理だけど。
5月頃だったか、Kさんからのメールに、「包む・日本の伝統パッケージ展」を見に行ってものすごく気に入ったと書いてあった。目黒美術館のホームページを見ると「卵つと」などの写真が何枚かあって、どれも良いアイディアで実用的で綺麗だなあと感心した。
先日、アデレードから1時間ほど東南に田舎道をドライブして、前から行きたかったウッドサイド・チーズ製造所を見に行った。いくつか試食して「ヴィグネロン」という山羊のチーズを買った。白い包装紙を開けると、チーズが葡萄の葉に包まれて藁で結わえてある。この包装がなかなか素敵だと思い、咄嗟に「卵つと」の写真を思い出した。(ちょっと違うかもしれないけれど)
いろいろなチーズを創っているのはクリス・ロイドさんというチャーミングな女性で、会社の持ち主でもある。ヴィグネロンはちょっと独特の癖があって実に美味。(随分前に書いた「ルビー」というチーズも彼女の作品。)
アデレードから40キロほど南へドライブして、ウィランガという田舎町のファーマーズ・マーケット(朝市)へ行った。通りの両側に小さいテントやテーブルの店が所狭しと並んでいて、採れたての野菜や果物、焼きたてのパンやお菓子、蜂蜜、ナッツ、オリーブ油、ドライフルーツ、花、手作りのジャムや石鹸、苗・・・などなどを売っている。何もかもが新鮮で綺麗だ。店の人たちと話しながら、ついつい食べきれないぐらい買ってしまう。朝市は最高に楽しい!