植えてない花

On 2011/07/31, in その他, by evermidori
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マウント・ロフティー植物園を、半袖シャツで散歩した。久し振りに腕や首に感じる外気と陽射しが心地良く、1時間もすると汗ばむほどの陽気。

咲き始めたばかりのシャクナゲ、木蓮、椿、沈丁花・・・「植えてある花」はどれも綺麗だけど、自然林の中で見つけた「植えてない花」のほうが春らしいと思った。名前を知っているのは最初の写真の「グラヴィリア(gravilea)」だけ。グラヴィリアと言っても、いくつも種類があるから正確には知らない。

 

ニックとヤーナ

On 2011/07/30, in 学校, by evermidori
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義務付けられている軍隊訓練の代りに奉仕活動をするため、ニックは去年私たちの学校に来た。爽やかなニックに誰もが好感を持ち、ニックは10ヶ月間良く働いた。校庭の力仕事から事務室の雑務からドイツ語の授業の手伝いや高校生のキャンプの付き添いまで、頼まれることを何でもやった。運が悪かったと言うべきか、ニックの任期がやがて切れようとする頃にドイツの徴兵制度は廃止になった。

女子には義務が無いけど希望してやって来たヤーナも、5ヶ月間いろいろなお手伝いをしてくれた。スイスに近い田舎町から来たというヤーナは、今時珍しい程純真で可愛い。

今日は送別会。二人揃って行ってしまうと何だか寂しくなる。無償で働いてくれるというようなことじゃなく、そこに居てくれるだけで不思議に回りが明るく気持良くなったからだ。これは何なんだろう?

またもう一人来るらしい。徴兵制度が廃止になっても来ると言うことは、ぎりぎりで引っかかってしまったのかな?それとも希望して来るのかな?どんな人が来るのか知らないけれど、今まで次々にやって来たドイツの若者達は、皆しっかりしていて皆素敵だった。19才で「大人」だった。

 

エリー

On 2011/07/29, in 学校, by evermidori
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「Midori….. Midori…..」 マーケットで買物をしていると私の名前を呼ぶ声が聞こえる。振り向くと、乳母車を押した女性が笑いながら近付いて来る。「まあ、エリーじゃないの!」「Midori だと思った。やっぱり!」「え?もう二人も子供がいるの?」「そうよ、上の子は来年から幼稚園よ。そのために近々マウントバーカーに引っ越しをする予定なの」・・・立ち話が弾む。こんな嬉しいことが時たまある。

25年前、私が学校で働き始めた時、エリーは4年生のジェレミー先生のクラスにいた。卒業して フォレンジック・サイエンス という特殊な道に進んだ忘れられない生徒だ。ついこの間のような気がするけれど、もう来年は母親として学校に戻って来るという。私は年を取ったのだ。やがて「チップス先生」みたいに生徒達の顔を思い出しながら死ぬのだ。チップス先生は確か82才まで教えたのだっけ。私は72才までだって無理だけど。

 

チーズの包装

On 2011/07/25, in 食べ物, by evermidori
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5月頃だったか、Kさんからのメールに、「包む・日本の伝統パッケージ展」を見に行ってものすごく気に入ったと書いてあった。目黒美術館のホームページを見ると「卵つと」などの写真が何枚かあって、どれも良いアイディアで実用的で綺麗だなあと感心した。

先日、アデレードから1時間ほど東南に田舎道をドライブして、前から行きたかったウッドサイド・チーズ製造所を見に行った。いくつか試食して「ヴィグネロン」という山羊のチーズを買った。白い包装紙を開けると、チーズが葡萄の葉に包まれて藁で結わえてある。この包装がなかなか素敵だと思い、咄嗟に「卵つと」の写真を思い出した。(ちょっと違うかもしれないけれど)

いろいろなチーズを創っているのはクリス・ロイドさんというチャーミングな女性で、会社の持ち主でもある。ヴィグネロンはちょっと独特の癖があって実に美味。(随分前に書いた「ルビー」というチーズも彼女の作品。)

 

カリフラワーの紫

On 2011/07/24, in 食べ物, by evermidori
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三色のカリフラワーを蒸すと、惜しいことに紫の色が灰色に褪せてしまった。ところがレモンを搾ると、あらあらっ!驚いたことにピンクに染まった。中学の時の化学の実験みたい。ところで、どうしたら綺麗な紫色をそのまま食べることが出来るかしら。生で食べるしか無いのかな? 生でもレモン汁をかけたらピンクになってしまうのかしら? 電子レンジではどうかしら? オーブンで焼くのは? いつか納得が行くまで実験の続きをやらなくちゃ。

 

春が来た

On 2011/07/21, in その他, by evermidori
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ウィランガはアーモンドの産地で、今月末には「アーモンド祭り」がある。でもアーモンドの花はあちこちでもう満開だ。形も香りも桜に似ていて、見上げると青い空が眩しい。

ウィランガの隣の町、マクラレンベールには65ものワイナリーがある。春を待っている葡萄畑に黄色いサワソッブ( soursobs・かたばみに似ている)が日射しに誘われて一面に咲いている・・・
♪ 春がきた 春が来た どこに来た・・・田舎はいいなあ!自然は素敵だなあ!

 

ウニ

On 2011/07/21, in 食べ物, by evermidori
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アデレードから40キロほど南へドライブして、ウィランガという田舎町のファーマーズ・マーケット(朝市)へ行った。通りの両側に小さいテントやテーブルの店が所狭しと並んでいて、採れたての野菜や果物、焼きたてのパンやお菓子、蜂蜜、ナッツ、オリーブ油、ドライフルーツ、花、手作りのジャムや石鹸、苗・・・などなどを売っている。何もかもが新鮮で綺麗だ。店の人たちと話しながら、ついつい食べきれないぐらい買ってしまう。朝市は最高に楽しい!

ウニを売っている人がいた。見ていると針が動いて生きている!ちょっと面白半分で買って帰って(残酷だけど)包丁でこじ開けて食べてみると、うん、結構美味しかった。
(全身が針で覆われていて中身も恐ろしくグロテスクな、こんなものを最初に食べてみた人は凄いもんだなと思う。)

 

コールラビ

On 2011/07/19, in 食べ物, by evermidori
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綺麗な色と面白い形。節のような線があって、その線のところから葉っぱが出ている。コールラビ ( Kohlrabi ) は「キャベツ蕪」という意味らしい。パリパリパリッと生で食べると、微かにキャベツの香りと甘みがして美味しい。もっと早く試してみるんだった。蒸してオリーブオイルとレモンで食べるのも勿論美味しい。


 

ボトルブラッシュ

On 2011/07/16, in その他, by evermidori
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瓶を洗う時に使うブラシ・・・という名前も形も派手な赤も、どうしても好きになれなかった。27年経って、先日、本当に突然に「そんなに悪くは無い」「それなりに綺麗」「なかなか綺麗と言っても構わない」と思った。その自分の気持の変化に驚いて、そして写真を撮った。年を取って寛容になったのだろうか。オーストラリア原産のボトルブラッシュ。


 

モッツェレラチーズ

On 2011/07/15, in 食べ物, by evermidori
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モッツェレラチーズとトマトとバジルの組み合わせは月並みだけど、今日は奮発して水牛のミルクで作ったモッツェレラチーズを買った。牛のミルクで作ったもの(写真の手前)と食べ比べてみると・・・・う〜ん、微かな甘みと、とろけるようなまろやかさがあって、断然美味しい。レモンを絞って緑色のオリーブ油を少しかけて食べると、満足度100% だ。(この歳になったら美味しいものだけを食べたいと思う。)