20cmと23cm のケーキ型にクッキングペーパーを敷く。それぞれの材料を揃える。材料を混ぜて型に入れる。二つを一度にオーブンに入れ、タイマーを二つセットする。ラズベリーとダークチョコのケーキと、レモンケーキが、10分ほどの時間差で焼き上がる。直径45cmの大皿に二つをいっしょに載せる。
初めての試みが成功して満足。時間とガス代も少しは節約出来たと思う。
20cmと23cm のケーキ型にクッキングペーパーを敷く。それぞれの材料を揃える。材料を混ぜて型に入れる。二つを一度にオーブンに入れ、タイマーを二つセットする。ラズベリーとダークチョコのケーキと、レモンケーキが、10分ほどの時間差で焼き上がる。直径45cmの大皿に二つをいっしょに載せる。
初めての試みが成功して満足。時間とガス代も少しは節約出来たと思う。
片付けをしていたら、母の写真が出てきた。実家に残っていたものだと聞いていたから、結婚する(満州に渡る)前だ。21才か22才の「一番きれいだったとき」だ。
戦争が始まると、綺麗な着物は着られなくなった、習っていた筑前琵琶も贅沢だというので止めさせられた、と言っていた。
24才で戦争が終わると、生後3ヶ月の私を抱えて命からがら日本へ引き揚げて、それからはずーっと貧乏で子供たちを育てるのに精一杯で、綺麗な着物なんて着られなかったし筑前琵琶を弾くことも二度となかった。 赤穂浪士の討ち入りの場面だとか言って・・・雪はぁ、しん、しんとお〜・・・なんて思い出したように唄っていた。そして、「戦争はイヤ。戦争だけはしちゃいかん。」と繰り返し言っていた。
茨木のり子の詩「わたしが一番きれいだったとき」を読んで、母のことを考えなかったのは迂闊だった。
秋ちゃんの焼く天然酵母のパンには、胡桃とクランベリーが入っていたり、無花果とローズマリーだったり、キャラウェイシードと無花果だったり。どれも味わい深い。
キャラウェイシードだけを入れたライ麦パンを注文したら、さっそく焼いてくれた。キャラウェイシードの香りが大好きだ。左側のパンにはコーヒーが入れてあって、これも美味しい。
先を越されただけでなく、今も私は「えーと、酵母菌を作るには、最初は粉と水と同量で、2日目には・・・」と、まだぐずぐずしている。敵は米麹を作って、この冬の味噌を仕込んで、濁酒まで作って持ってきてくれた。悔しいけれど嬉しい。
せめて、秋ちゃんのパンを入れる袋を作った。
週に2回、海の近くにある「グレンリー・テニスクラブ」に行く。行けばテニスに夢中で周りのことには気付かない。いつの間にかプラタナスの木もすっかり新緑だ。今年の新しい鈴が沢山付いている・・・・あれ?若い鈴は緑色だと思ったけど、もっと若いのは赤いのか。知らなかった。しかし、なんて綺麗な「鈴」なんだろう!
でもちょっと待って。もしかしたら・・・・・高くてよく見えないけれど、もしかしたら!
家に帰って調べてみると、やっぱりそうだ!あれは花なのだ。「花の集合体」なのだ。なんということ! 初めて見るプラタナスの花!
♪♪♪ 君と語らん 鈴懸の径 ♪♪ 通い慣れたる 学び舎の径 ♪♪ 愛しの小鈴 葉陰に鳴れば 夢は通うよ ♪♪ 鈴懸の径 (この歌を教えてくれたのは父だった・・・)
「・・・・あなたにあげましょキャンディー」は、クロスワードパズルのカギ。答えは「ウチ」だけど、そこで終わらないのがクロスワードの楽しいところ。
歌が出来たのは1939年で、ロス・バグダサリバンとサローヤン(『パパ・ユー・アー・クレイジー』)が作ったのだそうだ。最初にレコーディングしたはローズマリー・クルーニーだった。そのあと、日本では江利チエミが歌って有名になった。
最初に出会った「二人静」は、丸い紙の箱に入っている干菓子だった。二人が静かに和紙に包まれている。和三盆の甘さが美味しいだけでなく、名前も包装もたいへん美しいと思った。
次に出会った「二人静」は野草。二本の花穂に小さい白い花が楚楚としている。二人でひっそりと咲いているという意味で誰かが名付けたのだろうと思った。「ヒトリシズカ」も覚えた。
しかし実は、お菓子の名前も野草の名前も、能の謡曲「二人静」に由来するものだった。やっと、もともとの「二人静」に辿り着いた。(きっかけは、毎日新聞のクロスワードパズル。)
静御前の魂が菜摘女に乗り移って義経への情愛を舞う。そこへ静御前の霊も現れて、二人して同じ動きで舞うという有名なものなのに、今日まで知らなかった。無知を嘆くよりは、知ったことを喜んでいる。
オーストラリアはイギリスの植民地であったし今もイギリス連邦国で、イギリスから派遣されている「総督」がいる。全てのコイン(5セント、10セント、50セント、1ドル、2ドル)にエリザベス女王の顔が彫ってあり、5ドルのお札にも女王の写真が印刷されている。国旗もイギリス国旗のユニオンジャックがついている。
1999年に、イギリス連邦から離脱して共和国になるかどうかを決める「国民投票」が行われたけれど、わずかの差でイギリス連邦国であり続けることをオーストラリア人は選んだ。
エリザベス女王の死を悼んで、今日、フェアモント・テニスクラブの旗は半旗になっていた。適当に15人に聞いてみたら、7:8で、イギリスの連邦国のほうが良いという人が多かった。