もう(すぐ)夏

On 2023/10/28, in その他, by evermidori
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春は短い。この二週間ぐらいで早くも野原は枯れてきた。まだ少し緑が残っているけど、あっという間に一面すっかり明るい枯れ野になってしまう。羊もカンガルーも見えにくくなる。保護色みたいだけど動物が色を変えるんじゃなくて、周りの色が変わるんだ。

緑面積(ボロ家の庭)でも今週から水撒きを始めた。

 

ハッピーバレー貯水池

On 2023/10/28, in その他, by evermidori
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ハッピーバレー貯水池とそれに隣接する森の周りを 歩いた。ほぼ平坦な道を16kmぐらい。グループハイキングに参加するのは2度目。参加者6人とガイドさん。簡単な道でも迷ってしまう私には安心だ。

綺麗!緑色だけのインコを初めて見る。紫の入った黒いスワンプヘンが沢山!水辺でカンガルーを見るのは珍しい。ユーカリの木と松の木との不思議な組み合わせ。紫のサルベーションジェーンと宵待草の不思議な組み合わせ・・・写真を撮ったりしていると、私は皆んなから遅れてばかり・・・。

         

 

芽キャベツ

On 2023/10/20, in その他, by evermidori
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お客さんに美味しいと言って食べてもらうのは嬉しい。でも自分が食べたいものを自分の為に自分の好みに作る楽しさはまた別だ。新しいレシピを試すチャンスでもある。芽キャベツが食べたくなった。ほろ苦さが好きだ。

ひとつは何度も作っている簡単なものだけど、塩味だけというのが気に入っている。半分に切った芽キャベツをオリーブオイルで焼いて、焦げ目がついたらひっくり返して塩を振って蒸し焼きにする。パルメザンチーズをたっぷり削って。

もうひとつは初めて作る。蒸した芽キャベツをハンバーグの具で包んで、粉、卵、パン粉をつけて揚げる。二つに切ると緑色が綺麗だ。甘味噌でもケチャップとウスターソースでもいいけど、今日は粉山椒。

料理なら、準備もあと片付けも苦にならない。アイロンや掃除は、明日こそ明日こそと一日延ばし。

 

 

伸縮する本立て

On 2023/10/20, in その他, by evermidori
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オプショップで見つけて一目惚れ!

使い込まれて傷だらけで、ニスも剥げて僅かに歪になっている。釘を使わずに嵌め込むようにして作ってあって、閉じたままだと30センチ。左右に引っ張ると57センチほどになる。

小さな本立てが欲しいとは思ってはいたけれど、テニスのあとであのオプショップに立ち寄ったのは気まぐれだった・・・この本立てにも人生があるはず。いつ誰に作られ、どんな人たちに使われてきたのだろう? ようこそボロ家へ!私の机の上へ!

   

 

映画 「Past Lives 」

On 2023/10/19, in その他, by evermidori
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信頼しているティーナが「すごくいい」と言ったし、カナダに住む韓国人女性が監督だし・・・久〜しぶりに映画館で映画を見ようという気持ちになった。

韓国で生まれ育って12歳で両親と一緒にカナダに移住する女の子(これはセリーヌ・ソング監督自身も同じ)は、12歳までお互いに好きだった男の子と20年後に再会する。二人ともずーっとお互いを忘れられず運命の赤い糸で結ばれているかのようだったけど、再会出来ても結ばれることは無い。彼女は現在のアメリカ人男性との結婚生活を選択する。選択したあとで夫の胸で泣く最後のシーンが印象的だった。

いつも思っている「人生は運命と偶然の成り行きと絶え間ない選択だ」ということを再確認する。では何が私の「選択」だったのか「成り行き」だったのか。絡み合っていたり曖昧だったりして自分でもよく分からない。「前世」や「来世」や「陰陽」とかは信じられない。ただ、生まれた時からの「運命」は大きいと思う。能力とか環境とか。

五つ星? 私には四つ星にも少し足りなかった。

〈追加〉  どこに住んでいても、生まれ育った国の言葉や食べ物が懐かしい。再会した二人が韓国語で楽しそうに話している横で、アメリカ人の夫が取り残されたような落ち着かない表情をしているのは、二人の親密さだけでは無く二人にしか分からない言葉や文化に取り残されているからだと思う。

 

 

 

夕陽

On 2023/10/19, in その他, by evermidori
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7時過ぎになると無性に海が見たくなった。行こうかな、どうしようかな・・・ちょっと迷うのは儀式みたいなもので、車の鍵、携帯、カメラ、冷えたビールとチーズを持つと、もう車に乗っている。日没は7時半ごろ。間に合っても間に合わなくも構わない。

海辺に行くと気持ちが清々するする。空と海と砂浜の果てしないような空間の中に居るのが好きだ。暖かいオレンジ色の光を浴びるのが好きだ。ビールを飲んで固いチーズを齧って昔のことなんかちょっと思い出したりする。それだけで満足して帰る。

  

 

田舎道

On 2023/10/15, in その他, by evermidori
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家から30キロ(40分)で、バルハナという町に着く。町のパブで昔の同僚たちとお昼ご飯を食べた。

途中の風景が良かった。林檎や蜂蜜を売っている店、アップルパイの店、ワイナリー、葡萄畑、牧草地・・・・・気持ちが静かになる。

  

 

ラーパーツァイ

On 2023/10/14, in 食べ物, by evermidori
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ラーパーツァイが、思いのほかオーストラリア人に人気がある。ティーナとジョンはお漬物というより一品の料理みたいにパクパク食べる。保存瓶に入れてお土産に渡すと、娘や孫も大好きだと言う。

レシピが欲しいと言っていたので、昨夜、写真を撮りながらもう一度作った。いつも適当に作るので、「これくらい」と思った量を、計ってみてメモした。白菜1kg、人参2、3本、塩50g という具合に。

今日は引き戸を直しに二人で来てくれたので、お昼ご飯を食べたあとで、写真を見せながら手順を説明した。「よく分かる!」と喜んでいた。キクラゲ、胡麻油、辣油、鷹の爪、花椒の実は(彼らの台所には無いと思うので)実物をプレゼントした。あとで分量を書いたメモと写真をメールで送った。やったあ。至れり尽くせりだ。中学3年生の孫娘と一緒に作ってみるそうだ。美味しく出来るといいな!

ティーナは長い間、学校の事務長(校長役)をやっていて、日本語の授業や行事を大事にしてくれた。ジョンは美術と建築史を教えていて、「なでしこ教室」を建てる時にたいへんお世話になった。仕事を楽しく続けられたのは、こういう素晴らしい同僚に恵まれていたことが大きい。

        

 

マウント・ボールド貯水池

On 2023/10/13, in その他, by evermidori
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「野生の花を見るハイキング」というので迷わず申し込む。主催したのは貯水池を管理している SA Water(水道局)だ。ガイド付きのグループハイキングはミルフォード・サウンド・トラック以来の23年ぶり。

朝から雨降り。心配しながらとりあえず集合地点に向かう。家から40分ぐらい南へ。雨の中、駐車場にあるトイレの屋根の下でガイドさんの話を聞く。南オーストラリアでいちばん大きな貯水池で周りの緑地は5,500ヘクタールもあるそうだ。

次第に雨は止んでお天気になって半袖Tシャツで歩いた。色とりどりの野の花がいっぱい咲いていた。べレア国立公園で見る花とほとんど同じだけど、「ピンク・フィンガース」という蘭を初めて見たのは嬉しかった。何とエレガントに静かに咲いているんだろう!

自由がいくらか束縛されるけど、グループハイキングは安心だ。

  

 

ブラウンヒル・クリーク

On 2023/10/09, in その他, by evermidori
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信頼できる2人と、初めてのハイキングコースを歩く。小川に沿ってのんびり歩いて行って、急な坂を右へ左へぐんぐん登って、見晴らしの良いところに出て道路を横切ったら・・・あれ?見慣れた景色があって、なんと、いつものべレア国立公園の中だった。えええっ!どうして?

「東に向かって歩いただろう?今は12時過ぎで影がこっちにあるから、こっちが南だろう?」と、木の枝を立てて説明されてもよく分からない。もう一人は携帯電話のコンパスを見せてくれる。「北半球の南は、ここでは北なのよ」とか言われても・・・私は「方向音痴」で「地図を読むのが苦手」なのだ。看板の地図はもっと難しい。地図の北と実際の北とが一致しない。

そう言えば、無為庵から役場へ行く時は坂を降りて左、茂原へ行く時は右、だから反対の方角だと(長い間)思っていた。実は同じ方向で並行した道路だった。「右左は自分がどっちを向いているかで変わるでしょう?」と銀さんに呆れられる。

私だって慣れればどんな場所にも行けるようになる。しかし行けるようにはなっても、方向音痴が治るわけでは無い。そういうのは「生まれつき」だから。訓練である程度は矯正できると思うけど、訓練する機会が無かったのだ。