冬至の二日前、小学生と高校生は別々の場所で歌や詩やお話を楽しんだ後、グラウンドで合流した。小学生は自作の提灯を持って螺旋形の道を歩く。その間じゅう高校生の祈りのような合唱が続く。父母たちも教師たちも毛糸の帽子に襟巻と手袋、暖かい服を着込んで、無言でじっと灯りを見守る。
やがて8年生が松明を持って踊り、最後に縄で描いた絵に火が灯される。長い時間かけて燃え尽きるまで綺麗だった。鳥に乗って飛んで行く長い髪の女の子の絵が好きだった。
暫し皆の気持がひとつになった。真っ暗闇と灯りの魔法。
冬至の二日前、小学生と高校生は別々の場所で歌や詩やお話を楽しんだ後、グラウンドで合流した。小学生は自作の提灯を持って螺旋形の道を歩く。その間じゅう高校生の祈りのような合唱が続く。父母たちも教師たちも毛糸の帽子に襟巻と手袋、暖かい服を着込んで、無言でじっと灯りを見守る。
やがて8年生が松明を持って踊り、最後に縄で描いた絵に火が灯される。長い時間かけて燃え尽きるまで綺麗だった。鳥に乗って飛んで行く長い髪の女の子の絵が好きだった。
暫し皆の気持がひとつになった。真っ暗闇と灯りの魔法。
『山姥の錦』というお話を日本語劇にする。11年生の生徒達は台詞を覚えるのに忙しい。私は小道具を作ったり衣装を揃えたりで忙しい。ドレスリハーサルは来週。本番は再来週。きっとうまく行く、と生徒達の力を信じることにしている。誰よりも生徒達自身がうまくやりたいと思っているに違いないから。
左は絵本の挿絵だ。晴れた日でも満月の晩でも頂上に黒い雲がかかっている、超福山だ。そこには山姥が住んでいる。右は友達が撮った満月の写真を私が(無料のソフトで)加工したもの。お月見の場面では右の写真をホールのスクリーンいっぱいに映し出す。
写真の加工なんて初めてだけど、初めてにしては良く出来たと思って満足している。
忙しい時で気分転換が必要だったし、どちらも見たい(見ても良い)映画だったし、同時にやっているなら好都合、しかも2本で10ドルは安い、と、いくつか理由があって観に行った。
”Rosewater” は、2009年にイランに大統領選挙の取材に行ってスパイ容疑で4ヶ月近くも拘束されたカナダのジャーナリストが書いた本を映画にしたもの。長期に残忍な拷問を受け、孤立無援の独房で自殺も考える。しかし牢獄の外では沢山の人達が彼の釈放を求めて活動していることを知って、突然に希望の光が射す。独房で踊り出す場面がいい。
“Testament of Youth” は、イギリスの作家 Vera Britain という女性が第一次世界大戦で婚約者も兄弟も友達も奪われ、平和主義者になる話。最後に「私たちがやった戦争は間違っていた!」と声を出して訴える場面が良い。
しかし、やっぱり、どちらも、せいぜい、星4つ。疲れたあ!もう決して2本立てなんか観ない。