昔は白い一重の花がいちばん好きだった。今はちょっと寂し過ぎると思う。友人が、私ぐらいの年齢の時に同じことを言っていたのを思い出す。そう言えば他にもそう言った人がいたような気がする。皆んな同じことを思うのかな。
昔は白い一重の花がいちばん好きだった。今はちょっと寂し過ぎると思う。友人が、私ぐらいの年齢の時に同じことを言っていたのを思い出す。そう言えば他にもそう言った人がいたような気がする。皆んな同じことを思うのかな。
人参、じゃが芋、さつま芋、南瓜、ビートルート、パースニップ・・・そういうものは以前から、オーブンでよく焼いていた。
最近は、カリフラワー、ブロッコリ、芽キャベツ、ピーマン、ナス、蕪、本当に何でもオーブンで焼く。少しのオリーブオイルと、ハーブ塩を振りかけて。
茹でるよりも蒸すよりも、野菜の味が濃くなって甘くて美味しい。そのまま食べたり、サラダに混ぜたり、他の料理にもいろいろ使えて便利。
加藤周一『言葉と人間』を読んでいると、新聞の切り抜きが挟出て来た。新聞が黄ばんでいるのは当然だけど、挟まれていた本のページも畳んだ切り抜きの形に黄ばんでいる。
広げてみると、1977年の朝日新聞(夕刊)の「文芸時評」だ。加藤周一が小林秀雄『本居宣長』について書いている。他にも興味深い記事が載っている。澤地久枝「日記から」、長期滞在のベトナム難民(300人)に「しぶしぶ就労許可」、高浜原発が誤操作で突然止まった、旧炭鉱地で生活保護を受けている人の割合は全国平均の8倍だ、などなど。
この切り抜きをこの本に挟んだ父は、その4年後に63歳で亡くなった。切り抜きは幽霊じゃないけど、私の様子を見に来たのかもしれない。