やっと2週間が過ぎた。補強に使われた金属板とボルトがレントゲン写真でくっきり見える。ちょっとグロテスク。6ヶ月後に取り出すそうで、また麻酔をかけて手首を切って縫うのかと思うと気が滅入る。
今のところ順調な回復だとドクター・スードは言ったけど、プラスターが取れて運転が出来るのにあと1ヶ月、テニスが出来るのに3−4ヶ月、と先はまだ長い。
右手と左の指先だけで、ゆっくりだけど、たいていのことはそれなりに出来る。どうしても出来ないのは濡れた布巾を絞ること。髪を後ろで結わえること。
やっと2週間が過ぎた。補強に使われた金属板とボルトがレントゲン写真でくっきり見える。ちょっとグロテスク。6ヶ月後に取り出すそうで、また麻酔をかけて手首を切って縫うのかと思うと気が滅入る。
今のところ順調な回復だとドクター・スードは言ったけど、プラスターが取れて運転が出来るのにあと1ヶ月、テニスが出来るのに3−4ヶ月、と先はまだ長い。
右手と左の指先だけで、ゆっくりだけど、たいていのことはそれなりに出来る。どうしても出来ないのは濡れた布巾を絞ること。髪を後ろで結わえること。
裏の出口のところにレンガで出来た小さな「花壇」がある。ハーブを植えたりもしたけれど長続きせず、けっきょく一枚の板で蓋をして中は収納に使い上には何かと物を置いた。スペースが無駄だからいつか取り壊したいと思っていた。
ある時、ひじ掛け椅子を持ってきて窓からの光を背にして座ってでみると、実に心地良い。それ以来この小さな隅っこは、昼間に本を読む時のお気に入りの場所になった。
それから数年経って、今朝、ひょっと椅子の向きを変えてみると・・・まあ!ラップトップを置いて使える。ノートを広げて書くことも出来る。これはもう、サイドテーブルというよりデスクだ。ここでお昼ご飯だって食べられるし、外の緑もよく見えるし、なんと嬉しいこと!