食べられる部分はほんのちょっぴりだし、本当に美味しいと思って食べたことは一度も無いのに、葉っぱ付きの姿形に惹かれてまた買ってしまった。
食べられる部分はほんのちょっぴりだし、本当に美味しいと思って食べたことは一度も無いのに、葉っぱ付きの姿形に惹かれてまた買ってしまった。
ファーマーズマーケットに、また新しい店が出た。見るからに美味しそうなオリジナルのケーキやパンが並んでいる。どれどれ、と、直径15センチ高さ3センチのレーズン・クロワッサン($5)を買ってみる。たっぷりの量があってサクッとしてバターの香りと味が美味しい。一個食べてコーヒーを飲んだら満足! バジル入りのサワドウのカボチャパンは、まあ美味しいけど値段($4)ほどじゃない。
こんな店が次々に開店するのは、お金を出しても美味しいものを食べたい人が増えているからだろう。買う買わないは別にして、美味しいものが手に入るのは嬉しい。
10年生のシェイクスピア劇。配役が変われば二晩続けて見に行くのは他でもない、生徒達を離れたことろから見るのが楽しみだから。
案の定、ロザリンド役のベサンは冴えていた。何をやっても優秀なベサンは生まれながらのアクターでもある。マイカは態度の悪い生徒で職員会議で名前の出ない日は無いと言っていい。彼が真面目に取り組んでいるのはフットボールだけだ。そのマイカが、あれだけ沢山のセリフを覚えてオーランド役を立派にやっていて結構カッコいい。もっと驚いたのはフィービー役をやったアンガスだ。自閉症の寡黙な生徒で、音に敏感で騒がしいところでは勉強が出来ない。女装したアンガスが目をパチパチさせ女っぽく振舞うと観客はドッと大笑いする。でもアンガスはまったく気にかけず動じずクールにフィービー役をこなしていた。裏声を使って台詞も淀みなく言う、あの度胸はいったい何処に潜んでいるのだろう?
劇にはいろいろな要素があって成長におおいに役立つと言われ、小学校1年生からさまざまな劇に取り組む。適役を割り振るだけでなく、隅っこに居て目立たない生徒を王様の役にしたりもする。生徒達の才能を活かすチャンスでもあり隠れた部分を引き出すチャンスでもある。クラス全員で作り上げる作業だから、助け合うことや我慢することなども同時に学ぶ(はず)。
28年も教えていると、”MIDORI !”と駆け寄って来て「私を覚えている?」と言われても・・・名前を聞いてもどうしても思い出せないことがしばしばある。
今日は、お気に入りの生徒たちにぱったり出会って嬉しかった。2007年の卒業生だから今24才。あちこち旅行した後で、ハナ(左)はフリンダース大学で環境学の修士課程をやっているそうだ。メラニー(右)は文学部のオナーズを終って、来年はまったく分野の違う「老人介護」について学びたいとのこと。ハナはバイオリンとハープ、メラニーはチェロを弾く。
この二人が4年生の時に「動物園に行こう!」と誘ってくれて、お弁当とスケッチブックを持って行って半日を一緒に過したことがある。二人が動物のスケッチをしている間、私は二人をスケッチしていた。12年生まで教えた可愛い生徒たち。