家の競売

On 2021/02/28, in その他, by evermidori
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テニスに行こうとして外に出ると、家の周りに何台もの車が止まっている。何だろう? 思い出した。キャサリン通り10番地の家(ボロ家からアンソン通りを隔てて2軒目)の競売の日だったのだ。

50人ぐらいもの人が集まっていて、まさにオークションが始まるところ。家の競売はあちこちでやっているけど実際に見るのは初めてだ。

不動産屋(代行人)が慣れた口調で家の宣伝をする。「二重のレンガ造り、50年代の落ち着いた雰囲気、明るくモダンな改装、手入れの行き届いた庭、静かな環境・・・この地域は人気が高まっています・・・さあ、もう一声!他には?・・・その上は?」と、上手に値段を釣り上げる。「決めていいのかな?決まるよ、決まるよ・・・・はい、決まりです!売れました!」「おめでとうございます!」と、競り落とした人に声をかけて握手。

10分足らずで、びっくりするほど高く売れた。敷地はボロ家とほぼ同じ680平方メートル。ボロ家も少しは値上がりしているかもしれないけれど、住み続けている限り家の値段は関係無い。

 

レモンケーキ

On 2021/02/24, in 食べ物, by evermidori
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新しいレシピでレモンケーキを作った。ポイントはスポンジを三枚に切って、間にレモンカードを挟んだこと。もっとしっとり、もっとレモンっぽい。

レモン、レモン、レモン、レモン、レモン・・・大きなレモンの木が欲しいなあ!

 

プル・ラ・モト

On 2021/02/24, in その他, by evermidori
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名前も知らない人の小さな展覧会の案内が、「平和委員会」から届いた。フェミニストだったそうだ。

去年 94歳で亡くなるまで住んでいた家が展覧会の会場で、セントラルマーケットから歩いて10分ぐらいのところ。そのあたりに多い、古くて小さくて奥に細長い家だ。ドアを開けて入った途端、赤く塗られた壁にかけてある強烈な絵にハッとして立ち止まる。わあ。

入口の間、廊下、次の部屋、バスルーム、キッチン、リビング・・・と作品をゆっくり見ていく。染色や織物から始めて、絵や陶芸もやって、女性の家庭での手仕事だった織物や手芸を商品としてまた芸術品として高めるのに貢献した人だそうだ。屋根のある小さな裏庭に、植物の鉢植えと一緒に自作の壺や皿が無造作においてある。どれも素敵だ。陶芸はミルトン・ムーンに師事したそうだ。(私は30年ぐらい前、ミルトン・ムーンに日本語を教えていた。)

作品の展示会ではあるけれど、彼女が愛した家もひっくるめて、プル・ラ・モトというひとりの女性の生き方が展示されていた。

             
 

シンプルなもの

On 2021/02/22, in その他, by evermidori
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陶芸クラブの作品展に行った。趣味の陶芸は「実用品」というよりは「芸術品」のようになってきている。形も色使いもそれぞれに個性や工夫があって面白い。

しかし買って来たものは、シンプルなボールとカップ。展示室とは別の部屋にごちゃごちゃと並べてあるなかから見つけた。値段もぐっと安い。たまたま同じ人が作ったものだった。

 

優勝おめでとう

On 2021/02/20, in その他, by evermidori
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試合が終わるやいなやテニス友達のピーシャからメッセージが入る。「優勝おめでとう!」「ありがとう!」良かった。

日本人だからじゃなくて大坂ナオミだから応援している。強いだけでなく、ブラック・ライブス・マターの運動に連帯し、コロナ禍では寄付金を集めたりもしている。自分の考えを持って行動していて立派な23歳だと思う。インタビューを見ていても、大人になっているなー、綺麗になっているなーと思う。

 

抹茶の色

On 2021/02/20, in その他, by evermidori
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抹茶ケーキが出来た。表面が少し割れて抹茶の緑色が見えている、それだけで嬉しくなる。私の幸せの素はどんどん小さくなっていくみたいだ。

 

全豪オープン

On 2021/02/18, in その他, by evermidori
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とくべつに嬉しかったのは、シチパスが5セット目でナダールを破ったこと。大坂なおみがストレートでセリーナに勝ったこと。どちらもぜひ優勝して欲しい。

先週15人のコロナ感染者が出たので、ヴィクトリア州は「ロックダウン」に入り、全豪オープンも(5日間は)観客がいなくて寂しかった。感染者がゼロになったのでロックダウンは緩和され、今日からまた観客が入り、熱い声援の中で大坂なおみが勝った。Naomi はオーストラリアでもとても人気がある。

                   写真はネットから無断拝借

 

 

村上春樹『アフターダーク』    

On 2021/02/15, in , by evermidori
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10年以上前に読んだ本がどんな話だったったか思い出せない。最初の部分を読んでみる。

「デニーズ」で、大学に入ったばかりぐらいの女の子が熱心に本を読んでいる。店内に流れている音楽は「パーシー・フェイス楽団の『ゴー・アウェイ・リトル・ガール』。どんな曲だろう。パーシー・フェイス楽団を検索して『ゴー・アウェイ・リトル・ガール』の演奏を聴く。いいなあ。ラス・セインティーという歌手が悩ましく歌っているのも聴く。”Go away litte girl, Oh please go away, before I beg you to stay….”

背の高い男の子が「デニーズ」に入って来る。本を読んでいる女の子に目を留めて話しかける。二人の会話の中で男の子は、中学生の時に『ブルースエット』というジャズのレコードでカーティス・フラーが吹いている『ファイブスポット・アフターダーク』を聴いたのがきっかけでトロンボーンを始めたことを話す。また読むのを中断して、カーティス・フラーのトロンボーンを聴く。いいなあ。もっと聴きたくなる。

そういう風にして読んだり聴いたりしながら幸せな時間が流れて、けっきょく最後まで読んでしまった。再読は楽しい。寄り道は楽しい。

        

 

砂遊び

On 2021/02/11, in その他, by evermidori
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日暮れの浜辺に老婆がひとり
髪を垂らして這いつくばって

砂を寄せたり叩いたり

夢中になってる様子を見ると
昔のことは覚えていて

子供にかえって砂遊び

やがて老婆は立ち上がり
水平線をじっと見つめ

何やら念じて立ち去った

 

サモサの形

On 2021/02/06, in 食べ物, by evermidori
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サモサのあの形はどうやって作るのかと思っていたら、こんなに簡単なことだった。コロンブスの卵。習うって素晴らしい。

1)楕円形に伸ばした皮を二つに切る。2)直線の部分を半折りにする。 3)ポケットに具を入れて皮の上の部分を引っ張って両側にくっつける。

ビールを飲みながら揚げたてを5、6個も頬張ると、もう晩ご飯はいらない。