MacBook Air

On 2012/01/29, in その他, by evermidori
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4年半連れ添った MacBook に別れを告げて、憧れの MacBook Air 13インチを買った。綺麗だあ。軽~くて、薄~くて、速くて、画面も断然良い。写真送りは指一本、ズームは指二本なんて嘘みたい。これからは教材を作ったり写真を取り込んだりするのがますます楽しくなるだろう。持ち歩きも1キロぐらい楽になる。これが一番有り難い。ただひとつ困るのは、ボロ家に住んでボロ車に乗っている私には似合わないという微かな心地悪さからまだ解放されないこと。

 

ローズマリー茶

On 2012/01/29, in 食べ物, by evermidori
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「カメラは何処に置いたっけ?」「時計を見なかった?」「お財布が無い。」と、しょっちゅう探しものをしているので、娘が心配して、「緑さん、そういうのにローズマリーが効くんだってよ。」と言って若い芽を摘んで来てお茶を淹れてくれた。「ちょっと強烈。匂いがきついわ。」「良薬口に苦しよ。」

ローズマリーをお茶として飲むのは敬遠していたけど、レモンバームやレモンバービーナを混ぜるとなかなか悪く無い。慣れるとローズマリーの香りが何だか好きになった。効けばもっと良いんだけど。

 

三井の晩鐘

On 2012/01/28, in その他, by evermidori
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三橋節子美術館から三井寺まで歩く。広い境内は人影も無く静かだ。三重塔や経蔵などをゆっくり見る。

美術館で「三井の晩鐘」という題の絵を見て近江の昔話を知ったばかりなので、お寺の鐘を興味深く眺めた。

琵琶湖の近くに住む若い漁師が、子どもたちに虐められている蛇を助けた縁で、若い娘と知り合いました。やがて二人は夫婦となり、ひとりの子どもが生まれました。ある日、妻が泣きながら「私は琵琶湖の竜の化身です。湖に帰る時が来ました」と言うと湖の底に消えて行きました。その日から毎晩夫は、泣く子を抱いて湖の畔へ行き妻を呼びます。妻は湖の底より現れて、泣く子に乳をあたえました。ある夜、湖畔に出かけて来た夫に「これからは乳のかわりにこれをなめさせて下さい」と言って妻は自分の片目をくり抜き渡しました。夫がその目玉を子供になめさすと、不思議なことに、子どもは泣きやんだのです。子供は毎晩目玉をなめていると、やがて無くなってしまいました。夫は湖の畔へ行き、もう片方の目玉をくれるように頼みました。「両方の目玉が無くなると方角もわからなくなるので、毎晩三井寺の鐘をついて、あなたたちが幸せに暮らしていることを報告して下さい。安心できます。」と妻が言いました。それから三井寺では、毎晩鐘をつくようになったと言います。





 

三橋節子美術館

On 2012/01/28, in その他, by evermidori
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妹の希望で「三橋節子美術館」に行った。JR大津駅を降りて20分ぐらい歩くと、静かな小山を背に簡素な美術館があった。入場料は210円で、お客さんは私達だけ。

骨癌で右腕を切断してからは、左手で描き続けたという。「花折峠」や「三井の晩鐘」など、琵琶湖の伝説と自分の運命を重ねて描いた絵の前に立つ。言葉も無い。幼い子供を残して35歳で死ななければならなかった母親の心中は想像も出来ない。鮮やかな朱色が悲しい。色を失った無数の野の花が美しい。

「花折峠」

 

錦市場

On 2012/01/28, in 食べ物, by evermidori
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京都御所を見て、銀閣寺から南禅寺まで歩いて、それから閉店時間が近い錦市場に行った。漬け物、干物、野菜、豆、豆腐、昆布、お菓子・・・いろいろな専門店が並んでいて、どの店も品物の種類が多く新鮮で美味しそうで美しい。そのままで食べられるものもある。草餅を焼いてもらって食べたし、ハモの串刺しの天麩羅の熱々を頬張った。文化というか芸術というか、来る度に感動する。アデレードのセントラルマーケットと良い勝負だけど、テニスなら6−4で錦市場の勝ちだ。

 

お茶事

On 2012/01/28, in その他, by evermidori
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40年続けているお茶が「好きだ」と妹は言う。決まりごと全てに意味と道理があり、知れば知る程面白いそうな。創意工夫が楽しいそうな。しかし私には良さが分からない。準備や後片付けが大変で、着物を着て長時間正座するのは苦痛意外の何ものでもない。しかし嫌だ嫌だと言いながら、美味しい料理が食べたいばかりにまた初釜の席に座ってしまった。

 

うわみず桜

On 2012/01/27, in 食べ物, by evermidori
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うわみず桜の幼果を茎に付いたまま塩漬けにしたもので、湯飲み茶碗に二粒三粒入れてお湯を注ぐと、ほんのり桜の香りのする白湯が出来る。それが八重桜の塩漬けとは違って珍しかった。うわみず桜の写真は、6月の信州でMさんの撮影されたものを無断で使わせて頂いた。

うわみず1

 

墨絵のような

On 2012/01/26, in その他, by evermidori
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ここは千葉県長生郡長柄町。朝の散歩でちょっと高い所(と言ってもせいぜい80メートルぐらい)に行くと、とつぜん目の前が開けて墨絵のような空間が広がった。音の無い景色を眺めていると、山襞からお話が聞こえてくるような気がした。「昔々、権現森と呼ばれる小さい山に、お爺さんとお婆さんが住んでおったげな・・・」お話の声は風景の隅々まで木霊して「・・・住んでおったげな、げな、げな、げな・・・・」というふうに聞こえた。