チゴイネルワイゼン

On 2011/05/29, in その他, by evermidori
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ラーラ・セントジョンという人の「チゴイネルワイゼン」と「カルメン幻想 曲」の演奏を、コンサートホールの前から三列目の席で聴いた。コンサー トを聴きに行くのは久し振り。チゴイネルワイゼンを聴 くのは何年振りだったろう・・・。美しい彼女の体がしなって長い髪が揺 れたと思うと、懐かしい旋律が高く切なく響き渡った。一瞬、回りの景 色が消えて涙が出そうになった。バイオリンの演奏は情熱的で、日本人の女性がコンサート・マスターを務めるアデレード・シンフォニー・オーケストラも素晴しかった。

「チゴイネルワイゼン」は、小学校の時に何度も何度も聴いた。父 が給料日に買って来るドーナツ盤やLPの中でも特に好きな曲だった。安くないコンサートの切符は、一緒に行った息子夫婦からのプレゼント。ど うも有り難う!

 

ノアの箱舟

On 2011/05/26, in 学校, by evermidori
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三年生の先生は「ノアの箱舟」のお話をした。お話を聴いて生徒達は絵を描いた。宗教を教える為では無く、「長さを測る勉強」の導入として。舟の長さは300キュービット、巾50キュービット、高さ30キュービット。キュービットは大人の肘から指先までの長さ。インチ、フット、ヤード、マイル等を習って、実際にはメートル法を使って長さや距離を測ったり表したりする勉強。(オーストラリアがメートル法に変わったのは1974年から)

クレヨンと水彩で描いた子供達の絵は、生き生きしていて綺麗だと思った。


 

三度目の正直

On 2011/05/22, in , by evermidori
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今までに二度試みて、結局長続きしなかった野菜畑。三度目の正直を信じて、もう一度だけ。

僅か1.25平方メートルの畑に、何と3種類のレタスと2種類のパセリ、コリアンダー、小ネギ、ルッコラ、平豆、芽キャベツ、おまけに矢車草も後ろに一列植えた。ちょっとでも土に向かうのは良い気持。

植えて1時間後の今、おお、約束の雨が静かに降っているではないか!

 

贈りもの

On 2011/05/22, in その他, by evermidori
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贈りものは、差し上げるのも頂くのもなかなか難しい。自分が気に入ったものでも相手に喜んで貰えるとは限らないし、好みに合わない高価な物を頂いた時は心底がっかりして(結局使わないので)申し訳無いような気がする。かと言って無難な物ばかり遣り取りするのもつまらない。贈りものの半分は、あれこれ考えたり探したりする「気持と手間」だと思うから。

ラップトップを入れるケースを暫く探していていたところに、綺麗な手作りのものを頂いた。表地も裏地も上等の布でセンスが良くて、普通のバッグとしても使えるように紐が付けられるようになっている。これ以上無いぐらい気に入った。私が喜んだことで、贈ってくれた人はもっと嬉しいに違いない。うまく行かなかった場合は勿論、うまく行った場合でも、贈る喜びの方がやっぱり大きいと思う。

 

ピンクッション(Hakea Laurina)

On 2011/05/16, in その他, by evermidori
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「ピンクッション」と呼ばれているオーストラリア原産の花が、家のすぐ横の歩道に咲いている。2メートルぐらいの木に、無数の蕾みと、開く途中と、満開の花が同時に見られる。形も色も、それぞれの面白さと美しさ。葉っぱも綺麗。


 

アイヌ神謡集

On 2011/05/15, in , by evermidori
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知里幸恵編訳「アイヌ神謡集」が札幌に住む友人から送られてきた。こんなふうに舞い込んででも来ない限り、この本に(アイヌに)出逢うことは無かったと思う。

「銀の滴降る降るまわりに」「石の中 チャラチャラ 木片の中 チャラチャラ」「ピイトントン ピイトントン」「フオホホーイ」「ケトカ ウォイウォイ」、珍しい言葉の響きを楽しみながら、頂いた日に読んでしまった。神々である動物たちが自分の経験を物語るという設定になっている。知里幸恵さんが書いた序文と、金田一京助の文章を感慨深く読んだ。

原稿を書き終えた幸恵さんが19才で亡くなったのは1922年のこと。その後、アイヌの言葉や文化を保存しよう見直そうという動きがだんだん盛んになり、知里幸恵さんの記念館も去年出来たそうだ。

小学校の頃に読んだ「コタンの口笛」の内容を思い出せない。少女がムックリを鳴らす場面があったかしら。20才の時に白老のアイヌ村を訪ねたことがある。独特な模様の衣装を着てみて自分に似合うと思っただけで、それ以上の関心を持たなかった。有珠に住むお姑さんが「隣にアイヌが住んだりすると地価が下がるそうよ」と話しておられたのを覚えている。アボリジニの人達とアイヌの人達との交流会が何度か持たれたことも聞いている。しかしアイヌのことは何故かいつも遠い存在だった。この本のお陰で、ほんのちょっぴりその距離が縮まったかもしれない。Jさん有り難うございました。

 

カファ・ライム

On 2011/05/12, in 食べ物, by evermidori
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お客さんが持って来て下さった、見たことも無いゴツゴツのライム。これがライムだなんて!ゴツゴツの肌に爪を立てると素敵な香りが飛び散る。絞って飲んでみると普通のタヒチライムよりふくよかな酸味で気に入った。ネットで調べているうちに、葉っぱがタイ料理に使われることが分かった。

苗木屋さんに電話すると、 “カファ・ライム Kieffer Lime / Kaffir Lime” の苗が「有る」というので、すぐに行って買って来た。二枚つながったような葉っぱの香りを何度も嗅ぐ。実がなってもならなくても、葉っぱが使える!タイ料理の本を開くと、いろいろな料理にこの葉っぱが出ている、出ている、嬉しいなあ。

 

人参

On 2011/05/11, in 食べ物, by evermidori
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仕事の帰りに八百屋さんに寄って買物をしていると・・・おや?!! 刺激を受けた目と気持が、人参の束に釘付けになる。初めて見る紫の人参と黄色い人参!勿論、即買う。京人参の赤い色を思い出しながら、わくわく車を飛ばして帰って来る。

切ってみて、食べ比べてみて、色を楽しんで、満足。味は普通の人参とそれほど違わないけれど、黄色い人参は香りが、紫の人参は甘みがやや強いと思った。取り敢えず蒸して、レモンと塩とオリーブ油で。明日はサラダと天麩羅にしてみよう。とにかく綺麗な色が嬉しくて嬉しくて、それだけで今日はいい日だった。

 

適当な チャツネ

On 2011/05/10, in 食べ物, by evermidori
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フィジョアを沢山頂いたので、林檎、赤タマネギと一緒に小さく切って、ライム、生姜、ニンニク、三温糖、リンゴ酢、シナモン、ナツメッグ、塩、チリを、好きなだけ適当に入れて煮ると・・・「適当なチャツネ」が出来る。こんがり焼いたパンに薄くバターを塗って、作ったばかりのチャツネを載せて食べると、うん、うん、とっても美味しい。味を見ながら「適当に作る」のが大好きだ。

 

母の日

On 2011/05/10, in その他, by evermidori
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ここでは、母の日の花は「菊」ということになっている。秋だから菊の季節だし、菊 (chrysanthemum)  という言葉の中にお母さん (mum) が入っているからだそうだ。どの花屋さんにも菊の花が溢れている。でも私には、やっぱりカーネーションでなくては母の日の感じがしない。3年前に亡くなった母の為に白いカーネーションを、自分の為にピンクのカーネーションを買った。「母の日」はお母さんに感謝する日。自分がお母さんであることを嬉しく思う日。