両親がそれぞれの事情で出て行って、残された3人の姉妹が仲良くくらしている。父親のお葬式で初めて会う末の妹が引っ越してきて4人姉妹の暮らしになる。叔母さんや近所の食堂のおじさん、おばさん・・・普通の人々が普通の日々を、それぞれにせいいっぱい生きている。ひとりひとりの気持ちが分かって涙が出る。ちょっと小津安二郎の映画の現代版のようだ。名前も知らない女優さんたちが美しい。是枝裕和の映画を4本見た中では、この「海街ダイアリー」が好きだ。
「ラスト・タンゴ」 は、50年間も一緒にアルゼンチンタンゴを踊った有名なダンサーのドキュメンタリーで、ダンスのシーンが素晴らしい。タンゴへの情熱と相手への愛と憎しみと嫉妬と後悔を語る。今は一人で生きている81歳のマリアの、自分を納得させようとするような笑顔が寂しい。好きなように生きてマリアを悲しませた84歳のジュアンもまた、何故かそんなに幸せそうには見えない。幕が下りた後の寂しさ、かな。
「ミッシェルの物語」という30分足らずのドキュメンタリーは、美しいダンサーのこと。今を盛りの時に筋萎縮症になって踊れなくなって、その上、最愛の夫が若い女性に恋をして去っていく。どんなふうにか乗り越えて(乗り越えてなんかいないけど)車椅子に座って踊り、障害者にダンスの楽しさを教えるミッシェル。その立派さが悲しい。これからもっと病気が進むことが分かっているのが悲しい。
今度はオカラをいっぱい入れて焼いてみた。甘さを控えたからか、オカラの・・・しみじみとした味と香りがする。私はこっちの方が好きかもしれない。
お豆腐を作る度にオカラが出来るから、オカラの使い方を考えなくちゃならない。まずはオカラ入りのバナナケーキを焼いてみる。
健康食にしようと思って、バターの代わりにココナツ・オイル、砂糖の代わりに蜂蜜、小麦粉の代わりに「オカラ」とアーモンドの粉を使う。分量はいい加減。
美味しい!上出来!しっとりして、ケーキとプディングの中間みたい。フォークよりスプーンで食べたい。ヨーグルトを添えて。次はもっと大胆にオカラを多く入れて焼いてみよう。
水(1カップ)
4)取り出して暖かいうちに切って乾かす。
このまま食べてもいいし、フムスなどのディップと一緒でも。今日は干し海老を入れてみたけど、ヴィーガンはもちろん入れない。