車海老

On 2010/12/31, in 食べ物, by evermidori
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注文していた車海老を取りに行くと、酸素ポンプ付きの箱に入れて渡された。美しい姿を半日眺めた後で、「ご免ね、ご免ね」を繰り返して、冬瓜と一緒に美味しく頂いた。ああ、我ながら何と残酷なことをしちゃったんだろう。本当にご免ね!




 

三つの灯籠

On 2010/12/27, in その他, by evermidori
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お葬式もお墓も要らないと自分では思っている。でも、父母の家にあった三つの灯籠がはるばる妹の家に移されたのは嬉しい。父と母と弟のお墓だと思って、それぞれの灯籠に話しかけたりしている。

 

  お父さん灯籠
 お母さん灯籠 

 

   弟灯籠

 

東と西

On 2010/12/27, in その他, by evermidori
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木の向こうから日が昇る様子を簡単な絵にして「東」という字を生徒達に教える。今日も「東」から日が昇る。木々を通して差し込む朝の光が、草の上にオレンジ色の細い縞模様を作る。オレンジ色はだんだん薄れて明るい透明の光になっていく。反対の方角を見ると木々の向こうに沈んでいく白い半月が小さく見える。東と西、太陽と月、毎日が24時間の、ゆったりした夏休み。


 

年を重ねて

On 2010/12/26, in 食べ物, by evermidori
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濃い色のは20年も経っている。薄い方でも12年。妹が作った梅酒をいろいろ飲んでみると、まだ2、3年の若いものも長い年を経た古いものもそれぞれに美味しく色もそれぞれに綺麗。

年を重ねた女の人が美しいのは稀なこと。しかし年を取るにつれ魅力を増す男性は案外いる。何故だろう。


 

香月泰男

On 2010/12/26, in , by evermidori
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何気なく開いて見た本に、たちまち魅せられてしまった。桃の花、山吹、鉄線、紫陽花、つゆ草、くちなしの花・・・たけのこ、そら豆、大根、蕪・・・蟷螂、鯰・・・地味な背景に鮮やかな色が、あっても一色か二色、ごく僅か。絵に添えてある簡潔な文章がまた素敵だ。画家が見たこと、考えたこと、花や虫や自分のこと、人生のこと。本を編集した谷川俊太郎の「あとがき」を読んで深く納得。

香月泰男という人を知らなかった。出会ったのが嬉しい。他の作風のものや版画などもぜひ見てみたい。



 

クリスマス・キャロル

On 2010/12/24, in その他, by evermidori
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クリスマス前だから人気があるのだろう、昼間の上演なのに満席だった。どうやって空を飛ぶのか、面白い仕掛けがあるんじゃないかと想像したけれど、回り舞台が何回も回って場面を変えただけだった。スクルージ役の金子由之という人が流石に上手かった。「劇団ひまわり」の子供達も可愛かったし、妹の知り合いで私も会ったことがある山中さんを舞台で観るのは興味深かった。しかし何よりも芝居をやっている「劇団昴」の人達の、芝居が好きで好きで楽しくてたまらないという気持が伝わって来た。観るよりもやるほうがずっと面白いはず。今度生まれて来たら私も芝居をやってみたい。

 

おみくじ

On 2010/12/24, in その他, by evermidori
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おみくじを二度引いて二度とも「凶」だったから、とは言わないけれど、今年はいろいろ大変なことがあった。今度こそ良いおみくじを引きたいものだと思って浅草寺に行った。しかし「大吉」では無く、「末小吉」でも「小吉」でも「半吉」でも「末吉」でも無く、出たのは「凶」よりたったひとつだけ上の「吉」だった・・・そう急には運が向いて来ないということらしい。「目上の人には認められない、病気が治るのは遅くなる、旅行中は耐えなければならない難がある」そうだ。それでも「願望叶う、失物見つかる、引っ越良し、待ち人現れる」だって。引っ越す積もりは無いし、待ってる人も居ないけど、まあ「凶」よりは良い「吉」だから、少しは良い年を迎えるのかしら。あと一週間で新しい年が始まる。


 

お蕎麦

On 2010/12/24, in 食べ物, by evermidori
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日本に来る度にKさんがお蕎麦をご馳走して下さる。神保町にあった出雲蕎麦本家が休業か廃業で無くなってからは神田の薮蕎麦になった。三段、四段と重ねてある赤い器に入った出雲蕎麦は太くてお蕎麦の香りが強くて大好きだった。でも黒い器に入った優しい薮蕎麦もなかなか美味しい。海老の入ったかき揚げも生湯葉も、ビールもお酒もおしゃべりも、美味し〜い。

アデレードで時たま無性にお蕎麦を食べたくなることがある。十割り蕎麦が手に入るから自分で茹でて食べるけれど、そばつゆがどうしても美味しく出来ない。アデレードでお蕎麦を食べても満足出来ない。お蕎麦が食べたい時は日本に行きたい時かもしれない。Kさんに会いたい時かもしれない。



 

醍醐のしずく

On 2010/12/24, in 食べ物, by evermidori
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食べ物やお酒は、日本滞在中の大きな楽しみのひとつ。「醍醐のしずく」は驚きだった。綺麗な琥珀色で、甘酸っぱくフルーティーで独特な(米麹の)香りがする。こんな日本酒があるんだ。沢山飲むお酒ではないけど、私はどうせ少ししか飲まない。千葉県香取郡「寺田本家」と書いてある。無農薬のお米で作った純米自然酒。「菩提もと仕込み」が何なのかは知らないけれど、ちょっと素敵なお酒。父の愛した小さなグラスで、父を思い出しながら娘ふたりが乾杯。


 

お刺身

On 2010/12/20, in 食べ物, by evermidori
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千葉のしじみ、愛知のアサリ、九十九里の地はまぐり、青森のほっき貝、三陸のほたて貝、山口のさざえ、富津の白みる貝、とこぶし、殻付きの牡蠣・・・・茂原にある「やまと水産」という魚屋さんは素晴しい。新鮮な魚は勿論、貝だってこんなに種類が揃っている。季節の紅鮭、時鮭、新巻も立派で美味しそう!感激して写真を撮っている間に、二人分のお刺身を作ってくれた。鮪、ブリ、イカ、細魚、ホタテ、甘エビ、蛸、そのお刺身の美味しかったことと言ったら!う〜ん、もう大満足。(こんなブログを書いていて良いのかしら・・・ちょっと恥ずかしい。)