注文していた車海老を取りに行くと、酸素ポンプ付きの箱に入れて渡された。美しい姿を半日眺めた後で、「ご免ね、ご免ね」を繰り返して、冬瓜と一緒に美味しく頂いた。ああ、我ながら何と残酷なことをしちゃったんだろう。本当にご免ね!
注文していた車海老を取りに行くと、酸素ポンプ付きの箱に入れて渡された。美しい姿を半日眺めた後で、「ご免ね、ご免ね」を繰り返して、冬瓜と一緒に美味しく頂いた。ああ、我ながら何と残酷なことをしちゃったんだろう。本当にご免ね!
クリスマス前だから人気があるのだろう、昼間の上演なのに満席だった。どうやって空を飛ぶのか、面白い仕掛けがあるんじゃないかと想像したけれど、回り舞台が何回も回って場面を変えただけだった。スクルージ役の金子由之という人が流石に上手かった。「劇団ひまわり」の子供達も可愛かったし、妹の知り合いで私も会ったことがある山中さんを舞台で観るのは興味深かった。しかし何よりも芝居をやっている「劇団昴」の人達の、芝居が好きで好きで楽しくてたまらないという気持が伝わって来た。観るよりもやるほうがずっと面白いはず。今度生まれて来たら私も芝居をやってみたい。
おみくじを二度引いて二度とも「凶」だったから、とは言わないけれど、今年はいろいろ大変なことがあった。今度こそ良いおみくじを引きたいものだと思って浅草寺に行った。しかし「大吉」では無く、「末小吉」でも「小吉」でも「半吉」でも「末吉」でも無く、出たのは「凶」よりたったひとつだけ上の「吉」だった・・・そう急には運が向いて来ないということらしい。「目上の人には認められない、病気が治るのは遅くなる、旅行中は耐えなければならない難がある」そうだ。それでも「願望叶う、失物見つかる、引っ越良し、待ち人現れる」だって。引っ越す積もりは無いし、待ってる人も居ないけど、まあ「凶」よりは良い「吉」だから、少しは良い年を迎えるのかしら。あと一週間で新しい年が始まる。
日本に来る度にKさんがお蕎麦をご馳走して下さる。神保町にあった出雲蕎麦本家が休業か廃業で無くなってからは神田の薮蕎麦になった。三段、四段と重ねてある赤い器に入った出雲蕎麦は太くてお蕎麦の香りが強くて大好きだった。でも黒い器に入った優しい薮蕎麦もなかなか美味しい。海老の入ったかき揚げも生湯葉も、ビールもお酒もおしゃべりも、美味し〜い。