一日じゅう通信簿を書くはずだった日曜日。朝はファーマーズ・マーケット、午後はスラヴァ・グリゴリアンという人のギターを聴きに行った。どちらも諦められなかった。
バッハのチェロ組曲1番と「雨の音」という曲が良かった。ゆうべ聴いた高橋竹山の津軽三味線と重なって聴こえたような気がした。高橋竹山を聴いたのは、岩波の「図書」11月号に出ていた佐々木幹朗という人の「津軽三味線の彼方へ」という面白い文章を読んだから。
スラヴァ・グリゴリアンはカザフスタンの生まれで、1981年にオーストラリアに移民して来たそうだ。カザフスタンのことなんてナーンにも知らないので、ちょっとネットで勉強する。どこにどんな「きっかけ」がころがっているかわからない。芋づる式のネット散歩は楽しい。