適当な大きさに切ったりちぎったりして、ケイルだけは茎を取って少し塩揉みして、アボカドと、キノアも入れる。ドレッシングはマスタードを多めにして、最後にブラッドオレンジ半個をぎゅっと絞る。
適当な大きさに切ったりちぎったりして、ケイルだけは茎を取って少し塩揉みして、アボカドと、キノアも入れる。ドレッシングはマスタードを多めにして、最後にブラッドオレンジ半個をぎゅっと絞る。
毎年、飽きずに眺めている。スモモ、アンズ、リンゴ、クインス。5−6才ぐらいのこの時期がいちばん可愛い。
スモモとアンズは今は似ているけれど、そのうちまったく違った果実になる。今の李駿と杏吾のように。リンゴはクインスに追い越されてもマイペースで、やっと花を咲かせようとしている。
私はそれほど動物好きではない。今度も子供と孫に連れられて、「タロンガ・ウェスターン・プレイン・ズー」に行った。シドニーから400キロ、カトゥーンバからは300キロほど西北のダボという町にある。途中にあるいくつかの小さい町に寄りながらのドライブとキャンプは素晴らしく楽しかった。
戦争中は軍用地だったという300ヘクタールは広い。多摩動物園の5倍だ。歩いている人、貸自転車に乗っている人、車で回っている人、いろいろだ。動物たちはゆったりと贅沢なスペースを与えられ、自然の中で、しかしやっぱり囲いの中に飼われている。幸せかどうか知らない。ここで生まれた動物も多いようだからアフリカの草原を懐かしがるなんてことも無いのかな。
意外なことに今回は、動物を見るのがちょっと面白かった。カバ、ミアカット、サイ、チーター、トラ、シマ馬、キリン、大きな亀・・・それぞれの形や大きさや動きや表情が、初めて見るように珍しく感じられて、今までよりも熱心に眺めた。いったいどうしたんだろう?
それにしても入園料が高過ぎる。大人47ドル、子供26ドル、シニア36ドル。州政府の経営なのに。美術館や博物館は無料なのに。
また近いうちにお見舞いに行きたいと思っていると、「アリは今、人生の終わりの時を過ごしています。最後の言葉をかけてやってください。」と、奥さんのスーザンからメールを貰った。
私を面接して採用したのはクリス・マスターズとアリだったこと。それで私の人生が変わったこと。同僚として働きながらいろいろ教わったこと。アリにも学校にも出会うべくして出会ったと信じていること。4人の子供たちを教えたのは楽しかったことなどを、感謝を込めて書いて送った。
「あなたのメッセージを、静かな朝の時間に読んで聞かせました。心から宜しくと言っています。彼の思考は明瞭で気持ちは穏やかです。」という返事が来た。
それから5日目の今日、「アリはお昼過ぎに、静かに息を引き取りました。」というメール。
筋萎縮症でだんだん動けなくなって車椅子の生活をしながらも、本を書くエネルギーを持った人だった。優しい笑顔と誠意のある会話を惜しまない人だった。
ビリー・ジーン・キング(キング夫人)の試合は70年代80年代にテレビで何度も見ていたけれど、テニス界での男女平等を訴え続けたことも、同性愛者であることを公表したことも知らなかった。テニスが強かっただけでなく、信念を持った勇気のある人だったんだ。
73年にボビー・リッグス選手を相手に男女対抗試合をしてストレートで勝ったことが、この映画になっている。有名な試合だったようだ。
同じ時代に活躍していたアボリジニの選手、イボンヌ・グーラゴンのことを思い出した。その頃はアボリジニの問題などほとんど知らなかったし、自分が将来オーストラリアに住むことなど考えもしなかった。
ヨネックスのラッケットを使っていたビリー・ジーン・キング
本物の二人と映画の中の二人。似ている!