青紫蘇はお店では売っていない。晴代さんが大きく育てた苗を分けてくれた。香りが素晴らしい。
青紫蘇はお店では売っていない。晴代さんが大きく育てた苗を分けてくれた。香りが素晴らしい。
葉の表に縞もよう、裏は鮮やかな赤紫。瓶に挿していたら1週間ぐらいで長い根が伸びてきた。
何だか急に親近感を覚えて名前を調べると、「トラディスカンチア ゼブリナ(Tradescantia Zebrina)」だそうだ。でもこんな名前、覚えらっこない。日本語で探すと「シマムラサキツユクサ(縞紫露草)」で、これならもう覚えちゃった。そう言えば葉っぱの形が「ツユクサ」に似ている。どんどん鉢植えにしてもっと増やしてみようかしら。
「トラディスカント」は、この植物をイギリスに持ち込んだ人の名前で、「ゼブリナ」はポストガル語でシマウマ( ゼブラ)だそうだ。なるほど。トラディスカントは植物ハンターで、親子で16世紀から17世紀にかけて活躍している。植物ハンターというのは職業で、食料や香料や薬になる植物や珍しい観葉植物を世界中から探してくるのが仕事だったそうだ。英国王の庭師でもあった。
インド人の家でカレーをご馳走になる機会があった。
しっかりスパイスの利いたチキンカレーとダルカレー。どちらも辛く無くて味わいが深い。作り方を訊ねると、私のやり方と基本的には同じ。深い金属の器がいい。ふんだんに載せてあるコリアンダーの緑が鮮やかだ。
大きなボールにたっぷりと出された、ライタの量に驚く。添えるというより食べるんだ。少し甘いのは蜂蜜を使ってあるとのこと。
冷たいサラダ(胡瓜、トマト、赤玉ねぎの)はカラフルで、気持ち良く爽やかだ。そしてデザートにはチーズケーキが上手に焼いてあって、イチゴとラズベリーとブルーベリーと一緒に。
全部がたいへん美味しくて、ヒントも頂いた。ご馳走様でした!
長柄町の安田元子さんが、白菜の甘酢漬け(四川風)を少し分けて下さった。ピリ辛でごま油の香りと甘酸っぱさが気に入って、すぐに「レシピを下さい!」と電話する。作った、作った、連続して5回は作ったかなあ。多めに作って人に差し上げたりもした。鷹の爪と辣油の量がだんだん多くなって、元子さんのよりかなりパンチがあるものになった。
アデレードに帰ってくると冷蔵庫は空っぽ。野菜や果物など必要な食料を買い揃えて、常備食も少しずつ作って冷蔵庫はだいぶ賑やかになった。「ラーパーツァイ」もちゃんと入っている。
材料は、白菜、人参、生姜、きくらげ、鷹の爪、酢、砂糖、胡麻油、辣油。次は花椒を入れてみたい。
マリヨレーンが出してくれたチーズが、どれも美味しそう。オランダのスモークチーズ、アッシュブリー、ゴートチーズ。
「L,e,i,c,e,s,t,e,r Leicester、イギリスの」
チャコール入りの黒いクラッカーに載せて食べてみる。チェダーのようにしっかり固くて、ちょっとモロモロっとしていて、ほんのり甘みがあって、リッチで、何より綺麗。
家に帰って、ウィキペディアで調べる。18世紀ごろから、レイチェスター市で作られていて、オレンジ色はもともとは人参やビートルートのジュースで、今は「アナト」という実から採った着色剤が使われているらしい。