知り合いのビルさん(75歳)が属している合唱団のコンサートを聴きに行った。歌っている人達の中には(聴いている人達もそうだけど)白髪の人も多く平均年齢は高そうだ。しかし皆さん羨ましいぐらい若々しくて楽しそうで歌声は伸びやかだ。知っている黒人霊歌や懐かしい「ウェストサイド・ストーリー」の歌もいくつかあって親しみの持てるコンサートだった。
知り合いのビルさん(75歳)が属している合唱団のコンサートを聴きに行った。歌っている人達の中には(聴いている人達もそうだけど)白髪の人も多く平均年齢は高そうだ。しかし皆さん羨ましいぐらい若々しくて楽しそうで歌声は伸びやかだ。知っている黒人霊歌や懐かしい「ウェストサイド・ストーリー」の歌もいくつかあって親しみの持てるコンサートだった。
とんぼだって かえるだって みつばちだって みんなみんな いきているんだ ともだちなんだ
私が読んだだけでも10を超える新聞コラムが(亡くなられた)やなせたかしさんについて書いている。私は漫画を読まないので、「アンパンマン」の名前ぐらいは知っていても内容はまったく知らなかった。つらい戦争体験が「アンパンマン」を生んだことも、(アンパンマンは)お腹が空いている人に自分のほっぺたを食べさせることも。やなせさんの弟さんが学徒出陣で戦死されたことも知らなかった。
でも、「手のひらを太陽に」の歌は知っている。久〜しぶりに歌ってみるととても調子が良い。足踏みしたくなるし、思いきり手のひらを太陽にかざしたくなる。「みみずだって、おけらだって、あめんぼだって、みんなみんないきているんだ、ともだちなんだ・・・」これは戦争反対の歌だ。差別反対の歌だ。いじめ反対の歌だ。自然保護の歌だ。そんなふうに説明してもしなくても、とりあえず5年生と6年生に教えることにしよう。振り付けもほぼ出来た。ミミズ、おけら、あめんぼの写真を、インターネットで見つけよう。生徒達の反応が楽しみ!乗ってくれるだろか? 私はわくわくしている。
いつからか、インターネットで新聞のコラムを読むようになった。京都新聞の「凡語」、信濃毎日の「斜面」、東京新聞の「筆洗」、琉球新聞の「大弦小弦」など。短く纏まっているから読み易いし、必ずではないけれど、たいてい面白い。知らないことや新しい言葉を学ぶことも多い。
「47コラム」というサイトを見つけた。47の地方新聞のコラムを集めたもので、出だしを少し読んで興味があれば続きを読めるようになっている。見つけてから暫くは20も30も読んだけれど、限られた時間に沢山読もうとすると読み方が雑になって楽しめないし、美味しいものを食べた時のようなしみじみとした満足感が残らない。やっぱり2つか3つをじっくり読むのが好きだ。
待っていた小泉英政さんの三冊目の本が出版され(雪子さん経由で)送られてきた。すごい、こんどは岩波新書だ。今日の土曜日をこの本を読む為にとっておいて、一行一行楽しんでゆっくり読んだ。
「循環農場の風景」と「野菜たち」の内容は予想通り素敵だ。三里塚闘争とワンパックのことを書いた自分史のような「国に拠らず」と、放射能汚染の問題を書いた「一歩ずつ、一つずつ」は衿を正して読んだ。何度か泣いた。40年前から小泉さんと美代さんのファンだけど、これを読んでますます尊敬してしまう。
小泉さんの文章は(人柄も)カッコ良すぎるぐらい穏やかで優しく、もう本当に彼は詩人なんだから。
去年のお正月過ぎに会った時は「(循環農場を)70才まで続けるかなあ・・・それ以上やったら美代さんが大変で可哀相だ」と言っていた。でもこの本には「命つきるまで」と書いてあって嬉しい。