大きなカリフラワーを四つも買ってしまった。普通の白いのと、お気に入りの紫色のと、黄緑色のを二つ。一つは、見れば見るほど面白い模様の「ロマネスコ」だ。今週はカリフラワーばっかり食べることになりそうだけど、季節のものだから美味しいし、何と組み合わせてもうまく行く。
大きなカリフラワーを四つも買ってしまった。普通の白いのと、お気に入りの紫色のと、黄緑色のを二つ。一つは、見れば見るほど面白い模様の「ロマネスコ」だ。今週はカリフラワーばっかり食べることになりそうだけど、季節のものだから美味しいし、何と組み合わせてもうまく行く。
9年生の全員が出演する(7~8分の)短い劇の脚本を書いた。生徒二人が俳句の話をする場面がある。
生徒6 分かった。ちょっと待って。詩を書いたの。聞いて。(ゆっくり読み上げる)
The white crane flies nortth
Snow White against a blue sky
She flies to freedom.
生徒5 それは、松尾芭蕉!
ネットで見つけた英語の俳句を使っていたら、(生徒6の)レイラが、自分で作ってみると言って次の時間に持って来たのがこの俳句。俳句を作ったことと、自作のものを使いたいという気持がとても嬉しかった 。すぐに目に浮かんだのは、矢川澄子さんの絵本「つるにょうぼう」の挿絵。大好きな赤羽末吉さんの絵画。
白地のボールの中いっぱいに描かれた青い花びらが綺麗だ。手に取ってみて、薄さも軽さも大きさもすっかり気に入る。イスラエルの若い女性の作品。赤と黄色が無かったらもっと良いのに残念。どうしてこんな余分な色を付けるのかなあ。シンプルな方が美しいのに。
家に帰ってじっくり眺めているうちに、ハッと気が付く。邪魔だと思った赤と黄色は、中に入れるものの色と響き合うかもしれない!レモンを入れてみる。やっぱり!トマトを入れてみる。素敵!青だけもいいけれど無難過ぎて寂しいような気もする。この赤と黄色があるからこそ面白いんじゃないか!サラダだったら赤や黄色のピーマンが映えることだろう。ドライ・クランベリーやナッツを入れたご飯も綺麗で美味しく見えることだろう。赤と黄色は、(私に足りない)遊び心だ。
雨が止んで寒さも緩んだ土曜日の午後3時半、がぜん庭仕事をする気になる。こういう「突然のやる気」はどこからやって来るのだろう?Gパンに大きいエプロン、古い運動靴、手袋をはめて意を決して庭に出る。5ヶ月分の雑草が庭中に一杯だ。「雑草も美しい、抜かなくて良い。」と父は母に言っていたけれど、それも限度がある。濡れた地面に這いつくばって雑草を抜き、積もった落ち葉を片付け、広がり過ぎたタイムやジェラニュームを剪定する。小さな花にも球根の芽にもねじれた木の枝にも、忘れていた愛情がじわじわと湧いてくる。やれば出来るし、出来ると楽しい。腰も肩も大丈夫だ。労働は気持ち良い!
2時間で240リッターの「緑のゴミ箱」が一杯になってしまった。「緑ゴミ」は2週間に一度の回収だけど、いつも空っぽだから出さずじまい。明日は学校の用務員さんが来てくれるから、一気に綺麗になるはず。楽しみ。何を植えようかな。
最後の実験。野菜のマフィンを作った。カボチャの黄色、ズッキーニの緑、ドライトマトの赤とべーコンも入れて、美味しく出来て結論も出た。
カリフラワーの紫色は(油でも電子レンジでも)オーブンの熱でも変色しない。飾りに上に載せたものは綺麗な紫のままだ。ところが、マフィンの中にまぜ込んだものは無惨な灰青色に変色している。
結論:犯人は水だ!マフィンの種には卵や水が入っているから。水と一緒に加熱すると色素が溶け出してしまうのだ。茹でたり蒸したりして変色したのも納得がいく。紫の色を保つには水分を使わずに料理すること。生がなかなか美味しいけど、それじゃあ解決にならない。
ああ、面白かった!やっぱり休みはいいなあ!(ビジネスクラスでフランスに旅行したり河口湖の別荘で過すことに比べたら、本当にささやかで可笑しいぐらいの遊びだけど・・・)