洋裁のプロジェクト

On 2011/03/06, in その他, by evermidori
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中学の時から家庭科が(先生も)大嫌いで、洋裁も編み物も持ち帰って母にやってもらった。今も嫌いだけど、12年生のように一年間のプロジェクトとして取り組んでみたら、自分のスカート位は縫えるようになるかもしれない。

まずは一番簡単なAラインのスカートから。布を型紙に沿って裁断して、ダーツを縫って、ファスナーを付けて、脇を縫って、ベルトを付けて、裾をまつって、ハイ、出来上がり。簡単に聞こえるけれど、まったくの初心者がゼロから習うのはなかなか大変。イングリッドさんに手取り足取り教えて頂いて、第一作がやっと出来た。

 

滝の白糸

On 2011/03/05, in 映画, by evermidori
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溝口健二監督の「滝の白糸」がアデレード映画祭に来るというの で、一ヶ月も前から切符を買って原作を読んで楽しみに待って いた。無声映画を見るのは初めてのことだし、最近は小 津安次郎監督や成瀬巳喜男監督などの古い日本映画に惹かれている から尚更。

弁士の片岡一郎さんは、始まる前の挨拶では何だか頼り 無く見えたけれど、流石プロの熱弁で物語に引き込んでくれた。そ うか、こういうものだったのか。観る楽しさと聴く楽しさを同時に、しかしそれぞれに 味わえるんだ。録画と録音を同時にやる技術が無かったから無声映画なんだろうけど、また別の良さがあ ると思う。映画を観た後でもう一度原作を読むと、今度は活字の魅 力が新鮮だった。泉鏡花は「羲血狭血」を21才で書いている。 21才が描いた、純粋で一途な滝の白糸と村越欣哉の物語。「咲いた花の赤さより、落ちた花の鮮やかさ」 滝の白糸を 演じる入江たかこさんは、優しい笑顔よりも真面目なきりっとした 表情が綺麗だと思った。