お盆だからということもあって、一年生の授業で（アシスタントの姫子さんと一緒に）折り紙の「ちょうちん」を作った。簡単で皆ちゃんと出来ておおよろこび。

２５年前、私がこの学校に来て３年目、日本人の男の子が留学して来た。もの静かなその生徒のことをよく覚えている。

連絡の絶えていたホストファミリーを（Facebookで）探して、お盆休みを利用して会いに来たんだって。今日はホストファミリーに連れられて学校を訪ねて来てくれた。もの静かな雰囲気はちっとも変わっていないけど、１７才だった彼が４３才で二児の父親だなんて！では私の方はどうなのか。年月の流れに頭がクラクラしている。

中学生の時に（短い間）ペンフレンドだった二人が対面した。その時も今度も仲を取り持った私は、自分のことのように嬉しい。

今は二人とも大学生で、アイスリンはスピーチ・パソロジーを、姫子さんは女性学を勉強している。輝くばかりの美しい２０才だ。改めて友達になれるといいな。

姫子さんは夏休みのあいだ、ボランティア・アシスタントとして私の仕事を手伝ってくれている。

去年の５年生は（私の気持が乗っていなかったから）達成出来なかったけど、今年は1000羽が綺麗に出来あがった。糸に通すのも全部自分達でやって、生徒達は嬉しそうだ。でもやはり私の気持は晴れない。

日本は原発を再稼働し輸出すると言う。千羽鶴を折った生徒達に何と言えば良いのか。

一年生に、頭、目、口、鼻、耳・・などをリズミカルな歌にして教えると、あっと言う間に覚えてしまう。福笑いを作らせたら、これが大当たり！キャッキャ言って喜んで何度でもやりたがる。写真を撮ると言うと、慌ててあるべき所に目や鼻を置いた。それにしても（当然だけど）西洋人の顔だなあ。ふざけて舌を出している女の子の耳にはピアスの穴がある。