心優しいマハリアは、地域の鳥や動物に興味を持っている。5年生と一緒に鳥の巣箱を作ってあちこちに取り付けて雛が孵るのを観察した。ポッサム用の巣箱も木に取り付けて、小さいカメラに写してコンピューターの画面で観察した。パンフレットを作って地域に配った。将来はもうはっきりと「自然動物保護団体で仕事をする」と決まっているそうだ。
書かなかったけど、他にもダンス、写真、洋裁、車の改造、絵画などがあった。毎年、プロジェクトのテーマが実に様々なことに驚く。興味を持つことが皆違うんだ。というより、ひとりひとり顔も声も性格も能力も違うという基本的なことに感動する。そして、大丈夫どの子も必ず大きくなって巣立って行くのだと、改めて思う。
今の小学生達がどんなふうに巣立って行くのかを見届けることは出来ないけれど、想像することは出来る。6年生や7年生は勿論のこと、1,2年生でも既にそれぞれの個性や能力は生き生きと輝いて見えているんだもの。