Bracegirdle’s という店が作っているベルギーのチョコレート。こんな素敵なチョコレートのひと箱を貰ったら嬉しくて飛び上がってしまうけど、自分で自分にプレゼントするしかない。
好きなのを選んで箱に詰めてもらう時の嬉しさ。箱を開けて綺麗な色と形を眺める楽しさ。宝石のようなひと粒を口に入れてゆっくり味わう幸せ。たいていコーヒーと一緒に。う〜ん、美味し〜い!ささやかな贅沢はいいなあ・・・。
たいぶ前に観た映画「ショコラ」をもう一度観たくなった。主演のジュリエット・ビノーシュが、小さな保守的なフランスの村に引っ越して来て、チョコレートの店を開く話。あの店を覗いてみたいなと思う。
最後の15分ぐらいだけのためでも観る価値があるかもしれない。しかし感動のシーンはそのままで、もうちょっと違った映画にならなかったのかなあ、というのが、ドタバタを楽しめない私の率直な感想。ロシアには反ユダヤ政策やユダヤ人迫害の長い長い歴史があること、ブレジネフ書記長の時代には多くのユダヤ人が国を捨てて出て行ったことなどを知る機会を得た。ドタバタに懲りずに、同じ監督(Radu Mihaileanu)の ”Live and Become” と “Train of Life” もそのうち観てみようかなと思っている。どれも民族問題や差別がテーマになっている。
しかも、あれは巨木になるので、今年の秋ぐらいには木の芯をつめて背が高
くならないようにしないと、近所中の話の種になって徒然草にも書かれてしま
うでしょう。
しかし、インターネットで調べてみてももそういう文章は見つからず、朴葉味噌とか朴葉餅とか目的とは違うことばかり出てくる。諦めて、「・・・徒然草にも書かれてしまうでしょう、というのが分からないので教えて下さい」というメールを送ったところ、さっそく45段を送って下さった。
公世の二位のせうとに、良覚僧正と聞えしは、極めて腹あしき人なりけり。
坊の傍に、大きなる榎の木のありければ、人、「榎木僧正」とぞ言ひける。
この名然るべからずとて、かの木を伐られにけり。その根のありければ、
「きりくひの僧正」と言ひけり。いよいよ腹立ちて、きりくひを掘り捨てた
りければ、その跡大きなる堀にてありければ、「堀池僧正」とぞ言ひける。
わろき者、七つあり。・・」の後に書かれたくだりです。
「魔女の宅急便」も「耳をすませば」も良いけど、ユーリ・ノルシュテインのアニメーションは素晴しい。
人形アニメーションの川本喜八郎について調べていた時に、ユーリ・ノルシュテインというロシアのアニメーション作家に突然出会った。日々新しく見るもの聞くものはいろいろあっても、めったなことに「出会い」はしない。出会うというのは心の中まで入って来ること。
「狐と兎」「あおさぎと鶴」「霧につつまれたハリネズミ」「愛しの青いワニ」は、ほのぼのとした、切なく悲しく心温まる童話だ。たぶん大人の童話だ。とっても綺麗だし、じーんと感動する・・・。DVDのパケットに書いてある「映像詩人」という言葉がぴったりだと思う。ユーリ・ノルシュテインという人の人柄が会わなくても分かるような気がする。このDVDは、長く大切にしたい。
大人になって何でも自分で買うようになっても、気が付くと私は父が選んだようなものを選んでいる。父の好みがいつの間にか自分の好みになってしまっていたのだ。子供の時の環境や教育は大きいんだねえ。
ところが、「全てに時がある」のか、今頃になって突然、何と赤い鍋と赤い花柄の布巾を買ってしまったのだ!!自分でも驚いている。そして、眺めては使っては「何と綺麗!やった!」と、心から楽しい。限られた人生、もう少し冒険してピンクも黄色もオレンジも試してみよう。
でも、最初から諦めないで、Aさんの親切に応えるためにも育ててみよう!庭に3メートルのフィジョアの木があるなんて素敵だ!毎年4月頃に沢山の実がなったら食べ放題。勿論Aさんにも分けてあげよう。
7月2日(金)
DVDには、監督のケン・ローチと脚本家のポール・ラヴァティーの解説とカットされたシーンも入っていて、わずか3ポンドでは安過ぎて申し訳無いみたい。カーラ役のオヤンカは、ニカラグアのダンサーで、この映画の為に4ヶ月間英語の特訓を受けたそうだ。ジョージ役のロバート・カーリルは、まずバスの運転免許を取ったそうだ。出て来るお医者さんは本当のお医者さんで、ロケに使われたアパートは・・・etc. etc. というようなことを知って面白かった。
次に観たのは、アイルランド独立戦争と内乱を描いた「麦の穂を揺らす風」で、Hさんにお願いしてコピーを送って貰った。これも素晴らしい映画で、闘いの残酷さと息苦しさを嫌と言うほど見ながら、それを超える感動と爽やかさが残った。「カルラの歌」は、ケン・ローチの映画だとういうだけで観たいと思っていた。この冬休みに観るためにアマゾンUKから買った。期待通りやっぱり良かった!3本とも五つ星だ。