渋谷の喫茶店で、ウィンナコーヒーの薔薇が素敵だった。日本では珍しくもないのかな。
渋谷の喫茶店で、ウィンナコーヒーの薔薇が素敵だった。日本では珍しくもないのかな。
渋谷の雑踏から10分も離れると静かな住宅地だ。戸栗美術館で「古九谷 柿右衛門 鍋島展」を見た。美しい陶磁器を眺めるのは大好きだ。
恥ずかしい気持は、その後インターネットで少し勉強をするきっかけになった。なるほど、なるほど、なるほど。「古九谷」「九谷」「有田」「伊万里」「古伊万里」「柿右衛門」「柿右衛門様式」「鍋島」などの言葉の意味が少しは分かるようになった、かもしれない。
写真はインターネットで見つけたもの。
日本には美味しい食べものがいっぱいあって、何から食べていいか分からないぐらい。しかし、パンの味はどうかしら?
日本橋でたまたま見つけたパン屋さんで、珍しいパンを買った。カレー・バゲット、イカスミ・バゲット、蕎麦粉入りフルーツパン。家に帰って食べてみると、カレーパンはほんのりカレーの味がする。イカスミは黒胡麻が香ばしい。フルーツパンにはカラントやレーズンの他に干した苺が入っていたりして、どれもたいへん美味い。
アーモンド・クロワッサンと、チョコレート・クロワッサンも食べてみた。アデレードで一番美味しいと思っているものに引けを取らない。それより美味しいかもしれない。日本は(東京は)凄いなあと思う。
しかし、このパンの店「ゴントラン・シェリエール」をネットで調べてみると・・・パリにある人気のパン屋さんのチェーン店(出店)なんだって。なるほど、それじゃあ美味しい訳だ。日本のパン?
場面が変わる時は照明が少し暗くなって、出演者たち自身が小道具を片付けたり入れ替えたり、下着だけになって衣装を着替えたりする。それも劇のうちみたいだ。演劇をあまり見たことがない私は、よく考えた舞台装置や演出に感心してしまう。監督のベネディクト・アンドリュウスという人は、72年にアデレードで生まれてフリンダース大学で勉強している。(フリンダース大学の演劇科に入るのは難しい。)
ブランチ、ステラ、スタンリー役の三人の熱演は、これぞトップレベルの演技なんだと納得。日本では、杉村春子がブランチを34年に渡り600回も演じたとか。
昔、お爺ちゃん(父)が孫(娘)の為に買ったもので、当時13才だった娘がオーストラリアまで持って来た本の中の一冊。ページのふちの黄ばみを見ていると、本当に懐かしい。父のことも。あの頃のことも。それからのことも。
今年の卒業生は学校始まって以来の少人数で、たったの5人だ。去年の卒業生1人と10年生1人と担任が友情出演して、合計8人の卒業劇になった。オスカー・ワイルドの喜劇『嘘から出た誠』は英語が難しいと聞いたので、あらすじを読んで見に行った。
マリエカがとても上手に演技していたので驚いた。優秀で美しいマリエカは極端にシャイなのだ。卒業プロジェクトでも、内容(難民について)は立派なのに発表が下手で惜しかった。下を向いて恥ずかしそうに読むように淡淡と話した。それなのにこの劇ではセシリーの役を堂々と演技している!いったいどうしたの?何があったの?18才で脱皮?
ゆうべの謝恩会でマリエカにその話をしたら、「私は今でもやっぱりまだシャイだけど、劇の中では 〈私じゃない人〉 になっていたから・・・」とのこと。なるほど。『嘘から出た誠』には、本当の人物と架空の人物が出てくる。本当のマリエカと架空のマリエカ。考え過ぎかなあ。でも彼女はこれできっと変わるんじゃないかと思う。「時」が来たのだと思う。