ウィンナコーヒー

On 2014/12/30, in 食べ物, by evermidori
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渋谷の喫茶店で、ウィンナコーヒーの薔薇が素敵だった。日本では珍しくもないのかな。

       

 

 

ふぐ

On 2014/12/29, in 食べ物, by evermidori
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「フグを食べにいらっしゃい。オーストラリアには無いでしょう。」と、(妹の家の)近所の方が夕食に招待して下さった。オーストラリアどころか、日本でもふぐを食べたのはいつのことだったか思い出せないぐらいだから、喜んで出掛ける。

ふぐのお刺身、ふぐの唐揚げ、ふぐのヒレ酒を飲みながら、最後にふぐ鍋。ふぐづくしと心づくしを美味しく楽しく頂いた。

しかし、ふぐの味はあまりにも淡白だから、とうがらしの利いたタレや、唐揚げのスパイスや、ポン酢の味に負けてしまって、印象に残っていない。

 

 

 
 

戸栗美術館

On 2014/12/29, in その他, by evermidori
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渋谷の雑踏から10分も離れると静かな住宅地だ。戸栗美術館で「古九谷 柿右衛門 鍋島展」を見た。美しい陶磁器を眺めるのは大好きだ。

大好きだけれど、説明文を読んでもよく分からない。専門用語を知らないし漢字が読めない。それで、鑑賞すると言っても「このお皿が好き。欲しいわ。」「タンポポの絵が綺麗。」「鏡が置いてあるのは器の裏側を見せるためなのね。表の絵より裏の模様の方が好きだわ。」「大きな香炉みたいだけど、お弁当箱って書いてある。どんなものを入れたんだろう。」というようなレベルで、ちょっと恥ずかしい。

恥ずかしい気持は、その後インターネットで少し勉強をするきっかけになった。なるほど、なるほど、なるほど。「古九谷」「九谷」「有田」「伊万里」「古伊万里」「柿右衛門」「柿右衛門様式」「鍋島」などの言葉の意味が少しは分かるようになった、かもしれない。

 

写真はインターネットで見つけたもの。

   

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日本のパン

On 2014/12/28, in 食べ物, by evermidori
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日本には美味しい食べものがいっぱいあって、何から食べていいか分からないぐらい。しかし、パンの味はどうかしら?

日本橋でたまたま見つけたパン屋さんで、珍しいパンを買った。カレー・バゲット、イカスミ・バゲット、蕎麦粉入りフルーツパン。家に帰って食べてみると、カレーパンはほんのりカレーの味がする。イカスミは黒胡麻が香ばしい。フルーツパンにはカラントやレーズンの他に干した苺が入っていたりして、どれもたいへん美味い。

アーモンド・クロワッサンと、チョコレート・クロワッサンも食べてみた。アデレードで一番美味しいと思っているものに引けを取らない。それより美味しいかもしれない。日本は(東京は)凄いなあと思う。

しかし、このパンの店「ゴントラン・シェリエール」をネットで調べてみると・・・パリにある人気のパン屋さんのチェーン店(出店)なんだって。なるほど、それじゃあ美味しい訳だ。日本のパン?

 

 

まずは、お蕎麦

On 2014/12/28, in 食べ物, by evermidori
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日本に帰って来たら、何と言ってもまずは、お蕎麦を食べたい。今年も麻布十番の「永坂更級」で。

空っ腹にお酒が沁みるぅ! 天麩羅も、卵焼きも、蒲鉾も・・・「う~ん、美味し~い!」と何度も言ってしまう。輝くような白さの細い「御前蕎麦」を辛口のつゆで頂いて大満足。ちょっと早めの、贅沢で幸せな年越し蕎麦でした。ご馳走さまでした。

うどん、きしめん、そうめん、ラーメン、パスタ、麺類は何でも美味しいけど、やっぱりお蕎麦がいちばん好きだ。

 

 

窓際の席

On 2014/12/22, in その他, by evermidori
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(シドニーから成田まで)昼間の飛行機便は久し振りだったので、窓際の席に座って窓からの眺めを満喫した。白い雲が目の下に散らばっていることが、まるで初めて見るように不思議で珍しくて見飽きなかった。

地図のような海岸線。広い緑の大地をくねって海まで続く濁流。ぽっかり浮かんだ涙のような形の島。夕焼け色に染まる雲。バラ色の水平線。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

去り難い

On 2014/12/17, in , by evermidori
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小さなスーツケースに最小限のものを詰めて、タクシーが来るのを待っている。シドニーに一泊して日本に着くのは明日の夕方。

お蕎麦、おせち、和菓子・・・美味しいものが楽しみ。もちろん友達に会いたいし、買物もしたいし、歌舞伎も見たい。何よりも、ゆ〜っくりしたい。

とうとう庭の掃除が出来なかった。秋からの落ち葉が積もったままだし雑草だらけだ。しかし、もうアンズが食べられる。熟れたのを選んで口に入れるとほっぺたが落ちる。プラムはあと5、6日、林檎は10日ぐらいかな。う〜ん、ちょっと去り難い。

 

 

 

 

 

 

「欲望という名の電車」

On 2014/12/15, in 映画, by evermidori
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劇場で観るのと、映画に撮ったものとは、絞りたての生ジュースと濃縮還元ジュースぐらいの違いがあるのかもしれない。でも選択の余地が無いし、映画で充分に楽しい。

 

すり鉢状の客席の真ん中に設えた舞台は、どこからでも中が見えるアパートの部屋になっている。ベッド、テーブル、台所、浴槽などがある。必要に応じてダブルベッドとシングルベッドの間のカーテンがが引かれれる。観客席の一番前の列と舞台との間の通路はアパートの外の道になる。

場面が変わる時は照明が少し暗くなって、出演者たち自身が小道具を片付けたり入れ替えたり、下着だけになって衣装を着替えたりする。それも劇のうちみたいだ。演劇をあまり見たことがない私は、よく考えた舞台装置や演出に感心してしまう。監督のベネディクト・アンドリュウスという人は、72年にアデレードで生まれてフリンダース大学で勉強している。(フリンダース大学の演劇科に入るのは難しい。)

ブランチ、ステラ、スタンリー役の三人の熱演は、これぞトップレベルの演技なんだと納得。日本では、杉村春子がブランチを34年に渡り600回も演じたとか。

物語は哀しくて可哀相でやりきれない。見た人はみんな暗い気持ちになってしまう。それでも観客は、何度でも、繰り返し、「現実」や「人間」を観に行くのかなあ。

 

 

「風と花びら」

On 2014/12/15, in , by evermidori
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子供向けの本だから、と、今まで読もうともしなかった。片付けをしながら何気なく開いてみると、なんと、なんと、たいへん面白い。「魔法のテーブル」「水泳のはじめ」「自転車乗り」「風と花びら」「たまむしのずしの物語」「馬ぬすびと」・・・止められなくなって、感心したり泣いたりしながら一気に読んでしまった。止められなかったのは物語の面白さのせいだけではない。易しくて優しい言葉でいろいろなことが目に見えるように書いてある文章が味わい深いのだ。鈴木良治という人の挿絵も素敵だ。

昔、お爺ちゃん(父)が孫(娘)の為に買ったもので、当時13才だった娘がオーストラリアまで持って来た本の中の一冊。ページのふちの黄ばみを見ていると、本当に懐かしい。父のことも。あの頃のことも。それからのことも。

 

 

 

「嘘から出た誠」

On 2014/12/13, in 学校, by evermidori
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今年の卒業生は学校始まって以来の少人数で、たったの5人だ。去年の卒業生1人と10年生1人と担任が友情出演して、合計8人の卒業劇になった。オスカー・ワイルドの喜劇『嘘から出た誠』は英語が難しいと聞いたので、あらすじを読んで見に行った。

マリエカがとても上手に演技していたので驚いた。優秀で美しいマリエカは極端にシャイなのだ。卒業プロジェクトでも、内容(難民について)は立派なのに発表が下手で惜しかった。下を向いて恥ずかしそうに読むように淡淡と話した。それなのにこの劇ではセシリーの役を堂々と演技している!いったいどうしたの?何があったの?18才で脱皮?

ゆうべの謝恩会でマリエカにその話をしたら、「私は今でもやっぱりまだシャイだけど、劇の中では 〈私じゃない人〉 になっていたから・・・」とのこと。なるほど。『嘘から出た誠』には、本当の人物と架空の人物が出てくる。本当のマリエカと架空のマリエカ。考え過ぎかなあ。でも彼女はこれできっと変わるんじゃないかと思う。「時」が来たのだと思う。

              左に座っているのは根っから演技が上手なキアラで、右にいるのがマリエカ。